香芝市議会 > 1996-09-09 >
09月09日-01号

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  1. 香芝市議会 1996-09-09
    09月09日-01号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    平成 8年第6回 9月定例会          平成8年第6回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成8年9月9日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (19名)   1番 吉 川 政 重 君        2番 黒 松 康 至 君   3番 中 川 廣 美 君        4番 長谷川   翠 君   5番 吉 村 完 治 君        6番 大 倉 勝 彦 君   7番 藪   善 男 君        8番 川 村   治 君   9番 奥 山 博 康 君        10番 藤 本 みや子 君   11番 萬 慶 芳 貞 君        12番 西 里 晴 昭 君   13番 高 谷   廣 君        14番 小 川 正 晴 君   15番 辰 已 亘 弘 君        16番 田 中 信 好 君   18番 田 中   保 君        19番 長谷川 芳 治 君   20番 岸   為 治 君4 欠席議員  (1名)   17番 飛 鳥 誠 市 君5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     先 山 昭 夫    助役     森 元 公 爾   収入役    岡 田 紀 郎    教育長    百 濟 成 之   市長公室長  奥 山 誠 次    総務部長   西 野 武 弘   市民生活部長 松 浦 輝 男    産業建設部長 竹 嶋   将   都市整備部長 堀 川 泰 弘    教委事務局長 山 田 勝 治   水道局長   城   守 一    監査委員   出 川 太 平6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                     議会事務局長 辻 本 勝 茂                       〃  書記 松 原 秀 典7 会議の事件は、次のとおりである。   報第8号 香芝市固定資産評価審査委員会の委員選任につき承認を求めることについて   議第29号 香芝市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについて   議第30号 平成8年度香芝市一般会計補正予算(第2号)について   議第31号 平成8年度香芝市老人保健特別会計補正予算(第1号)について   議第32号 平成8年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)について   議第33号 公共下水道管渠築造工事(第407号工事)請負契約の締結について   議第34号 公共下水道管渠築造工事(第408号工事)請負契約の締結について   認第1号 平成7年度香芝市一般会計歳入歳出決算の認定について   認第2号 平成7年度香芝市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について   認第3号 平成7年度香芝市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について   認第4号 平成7年度香芝市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について   認第5号 平成7年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について   認第6号 平成7年度香芝市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について   認第7号 平成7年度香芝市水道事業会計決算の認定について   同第4号 香芝市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて   同第5号 香芝市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて   意見書第5号 治水対策の促進に関する意見書(案)   意見書第6号 道路特定財源の確保及び地方の道路整備財源の充実強化に関する意見書(案)8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。   10番 藤 本 みや子 君        12番 西 里 晴 昭 君                              開会 午前10時25分 ○議長(田中信好君) おはようございます。 9月定例市議会が招集されましたところ、議員の皆様方には何かとご多用の中ご参集をいただき、まことにご苦労さまでございます。 また、ことしの夏はO-157の問題で、市の方には大変ご迷惑をかけたことと思いますが、適切な措置を講じていただき、現在一応おさまってきたような状態でございます。 また、今議会は助役、収入役、教育長、三役もそろっていただき、議会が開催されますことを大変うれしく思っております。 本定例会に予定されております案件、ひとつスムーズに皆さん方のご協力をいただきまして、議会が運営できますように、はじめに当たりましてお願いを申し上げ、簡単でございますが開会のあいさつにかえさせていただきます。 なお、出川監査委員さんには、早朝よりご出席をいただきまして、まことにご苦労さまでございます。どうかよろしくお願いをいたします。 飛鳥誠市議員から、通院のため欠席届が出ておりますので、お知らせをいたします。 続きまして、このたび奈良県市議会議長会より2年にわたる議長職として田中信好が表彰を受けました。 次に、市議会永年勤続議員として飛鳥誠市君が表彰をお受けになりました。 また、議会事務局永年在職職員として辻本勝茂君が表彰を受けましたので、ただいまからその伝達を行います。 なお、本市議会から記念品を贈りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、伝達をさせていただきます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 田中信好議長には吉村完治副議長から伝達をよろしくお願いいたします。 ○副議長(吉村完治君)             表  彰  状  香芝市 田中信好殿 あなたは香芝市議会議長として2年にわたり市政の発展に尽くされた功績はまことに顕著であります。よって、本会表彰規程により特別表彰として記念品を贈りこれを表彰いたします。  平成8年8月1日   奈良県市議会議長会会長 桜井市議会議長 藤 井   彰 代読。 おめでとうございます。            (拍  手)          ──────────────────── ○議長(田中信好君)             表  彰  状  飛鳥誠市殿 あなたは香芝市議会議員として永年にわたり市政の発展に尽くされた功績はまことに顕著であります。よって、本会表彰規程により特別表彰として記念品を贈りこれを表彰します。  平成8年8月1日   奈良県市議会議長会会長 桜井市議会議長 藤 井   彰 代読。            (拍  手)          ──────────────────── ○議長(田中信好君)             表  彰  状  辻本勝茂殿 あなたは議会事務局に在職すること長年にわたり職務に精励し成績は特に優秀であります。よって、表彰規程により記念品を贈りこれを表彰します。  平成8年8月1日   奈良県市議会議長会会長 桜井市議会議長 藤 井   彰 代読。 おめでとうございます。            (拍  手)          ──────────────────── ○議長(田中信好君) 以上で伝達を終わります。 市長招集あいさつ。 ◎市長(先山昭夫君) おはようございます。 本日ここに第6回定例市議会を招集させていただきましたところ、議員各位には何かとご多用の中でございますが、ご出席を賜りまして本当にありがとうございます。 本定例議会におきましては、平成7年度の一般会計決算の認定をはじめといたしまして、人件案件3件を含めまして16議案につきましてのご審議をお願いするわけでございます。何とぞよろしくご審議をいただきまして、原案に可決あるいは認定、並びに承認、同意賜りますようよろしくお願いを申し上げる次第でございます。 また、後になりましたが、さきの臨時議会におきましてご同意賜りました教育委員の百濟が県の教育委員会の承認を得まして、去る9月1日付をもちまして香芝市の教育長として任命いたしましたことを、後になりましたけれども、ご報告を申し上げたいと思います。 なおまた、先ほどは奈良県市議会議長会から表彰を受けられました田中議長を初め飛鳥議員にはまことにおめでとうございます。今後とも本市の市政推進に絶大なるお力添えとご鞭撻を賜りますことを心からお願いを申し上げる次第でございます。 本日から18日間にわたります定例議会、議員各位には大変ご苦労さまでございますけれども、よろしくお願いを申し上げまして、開会に当たりましてのごあいさつといたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより第6回定例香芝市議会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員の指名 ○議長(田中信好君) 署名議員でございますが、議長より指名させていただいてご異議ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(田中信好君) 9番藤本みや子君、12番西里晴昭君、よろしくお願いをいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期議事日程の決定(議会運営委員長報告) ○議長(田中信好君) それでは、日程に従いまして議会運営委員長から報告を求めます。 田中保委員長。 ◆議会運営委員長(田中保君) 皆さんおはようございます。 ただいま議長のお許しをいただきまして、去る8月28日、議会運営委員会を開会させていただきました。また、本日9時、早朝より運営委員の皆さんのご出席をいただきまして、9月第6回の定例会、会期及び日程について審議をし、その運営委員会の経過並びに結果につきまして、代表してご報告をいたしたいと思います。 議員諸侯のお手元にあらかじめ配付をさせていただいております。 まず、会期につきましては、本日から26日までと決定をさせていただきました。9日が本会議、10日、11日、12日が決算特別委員会、13日からそれぞれ敬老の日、振りかえ休暇等々がございまして、16日まで休会といたします。そして、17日が総務文教委員会、18日が民生水道委員会、19日が建設経済委員会、その後また20日から23日の秋分の日までを休会といたしまして、24日、25日を一般質問、26日が本会議と、こういうことでございます。 なお、順位不同でありますが、一般質問の提出締め切りは17日、総務文教委員会が行われますこの日の5時に締め切らせていただきますので、何とぞご理解をお願いいたしたいと思います。 続きまして、議事日程でございますが、私の報告の後、田中信好議長より議長の諸報告を行っていただきます。あと、西名阪問題、土地開発公社問題、都市計画特別委員会総合福祉会館、それから行政事務調査特別委員長報告、これは98条、行政事務の調査委員会で川村委員長より報告をいただくわけでございます。市長行政報告、この行政報告の後、休憩中に決算特別委員会委員の互選を行います。後で構成についてはご報告を申し上げ、議員諸侯のご理解をいただきたいわけであります。続きまして、決算特別委員会の委員の選任、議案一括上程、報第8号、同第4号、5号、提案理由の説明、監査委員の監査結果報告、きょうは出川代表監査委員にご出席をいただいているわけでございます。あとは総括質疑、そして委員会付託、意見書第5号、意見書第6号等が議題になるわけでございます。 一応5時に散会と、こういうことでお願いをいたしたいわけであります。 先ほどの決算特別委員会の構成でありますけれども、決算特別委員会の人数は8名、こういうことでございます。総務文教委員会から2名、民生水道委員会から3名、経済建設委員会より3名、主は、骨格はあくまでも常任委員会の私が今報告をいたしました人数でお願いするとし、この選出根拠の中には会派等の問題も十分含んだ中で、最終的には常任委員会で人数を決定していただくと、こういうことで議会運営委員会としては確認をいたしたところであります。 続きまして、付託議案であります。総務文教委員会に付託をされるのが議第29号、30号、32号、認第6号、これが総務文教委員会に付託をいたします。 民生水道委員会には議第31号、認第2号、認第3号、認第7号、以上が民生水道委員会に付託をし、審議をしていただく議題でございます。 建設経済委員会には、議第33号、議第34号、認第4号、認第5号、以上が建設経済委員会に付託をし、審議をしていただく案件でございます。 決算特別委員会、これは認第1号、以上でございます。 なお、私の報告漏れあるいは質問に対する答弁漏れ等がございましたら、議会運営委員会の皆さん方よろしくご協力をお願いを申し上げまして、簡潔ではありますが、議会運営委員会委員長報告といたします。議員諸侯のご理解を心からお願いを申し上げ、報告を終わります。 以上です。 ○議長(田中信好君) ただいまの議会運営委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議会運営委員長から報告ありましたとおり、本定例会の会期は本日9日から26日までの18日間と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議会運営委員長報告どおり、本定例会の会期は9月9日本日より9月26日までの18日間と決します。続きまして、本日の日程でございますが、お手元に配付の議事日程のとおりご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、お手元の日程案どおり本日の議事日程とすることに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 議長諸報告
    ○議長(田中信好君) 諸般の報告をいたします。 監査及び現金出納検査の結果報告が来ておりますので、その写しをお手元まで配付いたしておきましたから、ご了承願いたいと思います。 次に、平成7年度香芝市土地開発公社及び財団法人香芝文化振興財団の経営状況の説明書の提出がありましたので、お手元まで配付をいたしておきましたから、ご報告いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程4 西名阪問題特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、西名阪問題特別委員長から報告を求めます。 小川委員長。 ◆西名阪問題特別委員長(小川正晴君) おはようございます。 議長のお許しを得まして、私から西名阪問題特別委員会の報告をさせていただきます。 去る8月26日に開催いたしました西名阪問題特別委員会の審査の経過と内容につきまして、委員会を代表してご報告申し上げます。 当委員会は、西名阪問題についてを案件とし、理事者から西名阪自動車道周辺整備の進捗状況について説明を求めました。それによりますと、事業全体用地面積について、前回の委員会までに1万5,460平方メートルと報告していましたが、国道168号線の交通緩和のため県事業としてユニオン産業並びに阪本石油ほかの事業延長分1,589平方メートルを加算したため、事業全体用地面積が1万7,049平方メートルに変更されました。これに対し、本年7月31日現在の用地買収面積が819.06平方メートルの増となり、全体で1万4,167.63平方メートルとなります。達成率では83.1%となっています。 未買収地域については、日本道路公団施工分では1,863平方メートル、県施工分ではローソン地区で247平方メートル、阪本石油ほかで770平方メートルとなり、合計2,880平方メートルが未買収地であります。 また、ユニオン産業の用地を買収したことによりまして、県土木ではこの事業化に向け本庁の河川課と協議をしており、早ければ年末までに、遅くとも年度内に工事着工の予定である。 また、テナントの店子1軒が今回移動しましたとの以上の報告に対して、委員からユニオン産業の買収地について、道路形態をどのような形で工事をするのかと質され、理事者から道路構成は総幅員が18メートル、車道幅員が3.25メートル、路肩部分が0.75メートル、歩道が3.5メートルであるとの答弁がありました。 委員から、未買収地については何がネックになっているのかと質され、理事者から、本線にかかわっては店子の補償関係で、要求額と提示額との差が開き過ぎて暗礁に乗り上げている。また、JR東側地域については、建物補償及び底地の問題、あるいは補償額と提示額に差があるため交渉が難航している状況であるとの答弁がありました。 委員から、インター入り口の左折車線に対する工事が現在中断されているが、この状況について、また完成の予定について質され、理事者から4カ月前に高田土木とともに工事着工並びに工事内容を自治会長に説明に行き、我々としてはすぐに工事に着工できると思っていたが、隣接から何の説明も受けていないということから、再度説明をして了解を得ました。また、これは11月末までに完成する計画であるとの答弁がありました。 委員から、国道の交差点のテナントで、提示者と店子との補償額が合わないということだが、市として積極的に交渉に当たるよう公団に対し強く要望しているのかと質され、理事者から、テナントの件については、公団は熱意と誠意を持った中で交渉に当たっているが、公団の提示額と相手の要求額との差が余りにも開き過ぎているとの答弁がありました。 また、委員から、阪本石油の前でパチンコ店の出店計画があり、地元では反対の看板も上がっている。パチンコ店ができると停滞が起きるため、先に道路を拡幅するように地元の関係者が市や県に陳情されているが、市として先に道路整備をする考えかどうか質されました。理事者から、パチンコ店の出店の計画については、この道路完成後にパチンコ店が出店されることが一番望ましいが、高田土木の所長は、基準法と道路法では違うということであり、この買収について今後は鋭意努力していくという回答を得たと思うという答弁がありました。 また、今後これらの促進について鋭意努力し、本市の対応も県との対応も詰めてまいりたいとの答弁がありました。 以上で当委員会の審査内容についての報告を終わりますが、私の報告漏れ等ございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(田中信好君) ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程5 土地開発公社問題特別協議委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして土地開発公社問題特別協議委員長から報告を求めます。 岸委員長。 ◆土地開発公社問題特別協議委員長(岸為治君) 日程に従い、議長のお許しを得て土地開発公社問題特別委員会委員長報告をさせていただきます。 8月26日、委員12名でございますが、出席委員10名で開催いたしたわけでございます。 冒頭に、西野総務部長から裁判の経過についての説明を受けますと同時に、臨時会で助役に任命された森元助役、あるいは収入役に選任された岡田収入役が、以前公社の理事長である、あるいはまた監査であるということで、職責が決まっておるというような形で、そういう人事に立て直したというところの報告を受けたわけでございます。 続いて、この前の委員会からその8月26日に至りますまでの裁判の経過を報告されたわけでございますが、当初6月20日に委員会を開いて、翌日6月21日に葛城裁判所で裁判が開かれましたところ、この裁判については口頭弁論ということでありましたけれども、次の裁判の日を決めるという程度のもので、内容的には何もなかったということで、次回の裁判は8月9日ということに決定されたわけでございます。ということの報告でありました。 ただし、その8月9日の裁判が何となく延期されましたというような報告があり、そして延期されて8月9日から次には9月24日の午後1時15分からこの葛城裁判所において次回の裁判が行われるということの報告を受けたわけでございます。きょうまでは証人申請というようなところにまで話が進んでおったけれども、それらについてもまだ裁判の進行状況はそこまでいってない、きょうまではただ書類の提出で、お互い被告、原告の交わし合いということで、そうした証人を呼ぶとか、そういう段階にも入っていないというような報告を受けたわけでございます。 これに対しまして、委員各位から大変多くの質疑をされました。なぜ6月21日の裁判が無意味になったのか、次回の裁判の日だけを決めるということになったのか。また、その次に決められた日の裁判がなぜ延期されるのか、その辺について質され、またこの裁判の提訴はだれが責任持ってだれがやっておるんだと、また以前に5月14日にラウンド方式の中で新しい裁判のやり方ということで、また裁判官もかわったというところで、6月21日にはそうしたものをいろいろと聞かされ、5月14日の裁判から6月21日を期待しておったにもかかわらず、何らその裁判には意味がなかったと、次の裁判の日を決めるだけであるというようなことではおかしいじゃないか、この裁判は前市長の政治的意図があっての裁判だけでないのか。総務部長一人が責任持ってやっておるのか、だれの命によってやっておるのか、これらについて意見が出されました。 また、弁護士そのものが力不足ではないかと、だからこうした結果を及ぼしているのと違うか、あえて言うならば、この裁判がために県の交渉すら非常に難しい状態が出てきておる。王寺町などが有利に市政にこの県の関係も進めておるけれども、香芝市においてはこれらが不利益を得るような結果をされておるのではないかと、こういうこと等、またそれでは一度弁護士さんをこの委員会に来ていただいて聞いてみてはどうかというようないろいろ話が出たわけでございます。 また、新しく選任された森元助役は、開発公社の理事長となるわけでありますが、理事長としてどのようにお考えなのかというような、この裁判についての意見があったわけでございますが、理事者の説明といたしましては、すなわち総務部長でありますが、私一人がやった裁判ではございません。現に現市長がこの裁判をきっかけとしてこの時点でいろいろの問題があったと、しかしまずこのニチイの問題、代替地の問題を元に裁判を行い、そして公の場で是は是、非は非として決めていただくようにすることが正しいんだろうというところの裁判の提出提訴、またそれらについてはすべて理事会でも決定して行ってまいっておるものでありますと、しかし説明を聞きましたところが、これらに対しまして納得のできるような答弁ははっきり言って受けられておらないと思います。政治的配慮のもとにやられ、これがただただ延々と続いておっただけであって、何ら進展性がない、これらの点について今後やはりよく総務部長あるいは今度の理事長が責任を持って進行されるようにとの総括的な委員会の意見であったことを報告させていただきます。 引き続きまして、当社の理事の構成と、これにつきましては一つの要旨といいますか、必要書類を提示されまして、各市におけるところの開発公社の人事の構成の仕方、市長が開発公社の理事長になっておるところもあります。あるいはまた、議員からも開発公社の理事になっておられるところもあると、こういう説明を受けたわけでございます。ただし、その中にいろいろと不備な点もありまして、提示されたものにつきましても一応議員としても指摘しなければならないような点が一、二、ございました。 それの内容といいますと、まず今後、開発公社としては4月1日から2%というところのいわゆる手数料といいますか、これにつきましては賦課金といいますか、これをもって開発公社の運営に充てていきたいんだというところの意見があったわけでございます。しかし、これは巨額な金額が動き、何億というような、あるいは何十億円というようなお金が動いたときに、その2%は大変大きな財源になるのではないか、これらはそれでは人件費に充てていくのかどうかというような話も意見として問われたわけでございますが、しかし今のところ平常からいろいろとした点で約2,000万円程度の必要金が要るんだと、ただし今回そうしたことをやらなければならないということに踏み切ったのは、各市町村ともそうしたことを行われておられると同時に、開発公社は大変苦しい状況に置かれておると、先刻来も県が計画した中和幹線道路のこの買収金額、あるいは市が先行して買っておいたその用地の金額の差が、県は6億円だと、市は9億円という原価がかかっておると、これはバブルに影響した差ではあろうと思うけれども、これについても3億円というような実質上の開発公社の不利益が出てきておると、こういうような点もあり、そうしたことからこの2%というもとを徴収していかなければならないということになったということで説明を聞かしていただいたわけでございます。 引き続きまして、この開発公社の問題に関して、5月の選挙にいわゆる重要な文書が出回ったではないかと、この点についてだれが責任持って、だれがこれをやらしたのか、やったのかと、いわゆる公開質問状に対する回答文が大変多くの数が市民に行き渡ったと、これらのいわゆる守秘文書に値するようなものをだれが出したのか、また市長が出されたということであれば、この原稿は開発公社としてつくって渡したのかということの意見が質されたわけでございますが、この点につきましては総務部長の方から、随時市長には開発公社の問題を常に提出せよと言われれば提出しておったものが、市長がその選挙に絡んでそれなりの文章として出されたんだということで、全く責任はないということでありますが、遺憾に思っておりますと、こういう答弁をいただいたわけでございます。 次に、それらのことについては、もうこの前の委員会からどのように人を傷つけたような問題を開発公社として処理をしていくんだということは力強く言っておったじゃないかと、それなのに何のこともできてない、一体この末どうするんだという意見が出たわけでございますが、これに対しましても、じゃあこのようにしますと、このようにして結末をつけていきたいと、こういうことの結果は出ておりません。そういう状態の中で、いろいろな問題で最終的に首長として、これからこの開発公社問題については十分人事あるいはきょうまでの成り行き方、あるいは裁判の状態を眺めた中で、よく研究し、よく調査し、そうした中でこの裁判の推移をし、速やかに解決できるような方向へ皆さんに十分努力した結果を見ていただけるようにしたいというところで本委員会は終了したわけでございます。 大変長時間審議をしていただきまして、委員長報告まことに粗末でございますが、以上で私の委員長報告を終わります。 なお、私の報告漏れがございましたら、各委員において補足説明をしていただくことをお願いして、終わります。 ○議長(田中信好君) ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程6 都市計画特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、都市計画特別委員長から報告を求めます。 中川委員長。 ◆都市計画特別委員長(中川廣美君) 都市計画特別委員長報告をさせていただきます。 去る9月2日に開催いたしました都市計画特別委員会の審査の経過と内容について、委員会を代表いたしまして報告いたします。 都市計画についてを案件として、まず各所管より都市計画事業について説明を受けました。 平成8年度に予定している公共下水道工事の現在までの発注状況についての工事発注箇所は、第470号工事香芝第一汚水幹線、北今市、逢坂、穴虫地区内で、その工事内容は推進工法が口径800ミリ、延長755メートルと、開削工法で口径200ミリ、延長326メートルである。落札者は村本建設株式会社です。 次に、第408号工事香芝第二汚水幹線、逢坂地区内で、その工事内容は推進工法で、口径が350から400ミリ、延長377メートルと、開削工法で口径が200ミリから450ミリ、延長450メートルである。株式会社奥村組で落札しました。 続いて、第319号工事、西真美汚水幹線での工事内容は、推進工法で口径800ミリ、延長344メートルである。株式会社浅沼組に落札いたしました。 続いて、第215号工事、下田西四丁目地内で、その工事内容は推進工法で、口径が200ミリ、延長125メートルと、開削工法で口径200ミリ、延長77メートルである。並川土木に落札いたしました。 次に、単第205号工事、磯壁二丁目地内で、その工事内容は開削工法で、口径200ミリ、延長120メートルである。落札者は尾田組です。 次に、単第313号工事、瓦口地内で、その工事内容は開削工法で、口径200ミリ、延長160メートルである。落札者は葛城建設です。 続いて、中和幹線の事業進捗について、はじめに中和幹線逢坂地区内については、市道5─27号(北今市~関屋線)の北側延長170メートルについては、8月末で竣工し、引き続き本年度事業として延長約200メートルの工事を11月上旬に発注できるよう準備を進めている。 また、高山台地区においては、明許繰越をした立体横断施設の歩道橋設置工事が工程計画どおり進捗し、12月末の竣工見通しであり、平成9年4月より通学路として供用開始している。また、本年度事業として高山台土地区画整理区域内の延長360メートルの工事発注を行った。工事内容は、排水工、道路工、舗装工等であり、工期は平成9年3月25日までとなっている。 なお、事業用地買収進捗は、香芝市の施行区間では用地約7万3,600平米が買収済みであり、進捗率は75%である。家屋は約55軒が買収済みであり、進捗率は約75%である。 また、奈良県施行区間では、用地約5,100平米が買収済みであり、進捗率は約17%、家屋は11軒が買収済みであり、進捗率は28%である。 次に、関屋駅前北整備の尼寺・関屋線については、平成7年に繰越しした橋梁下部工の工事は、8月末現在で約40%の進捗である。本年度事業として橋梁上部工及び本線工事を並行して行うため、9月中には発注する予定である。 また、穴虫・田尻線については、詳細設計を行っているところであり、用地については193.93平米、買収を行い、全体面積5,485.23平米のうち、買収済面積が2,091.3平米であり、進捗率は37.45%である。 また、二上駅前整備で二上・田尻線については、現在各土地所有者と用地交渉を進めている。二上駅前線については訴訟で和解をし、住民の要望である周辺道路整備に必要な土地所有者に協力を強くお願いし、工事に着手するための条件は整いつつあると考えており、近く住民の方々の協力を得るべく工事説明会を開き、一日も早く工事を再開し、事業を完了したい。 また、近鉄下田駅前整備で、近鉄下田駅前地下自転車駐車場整備事業については、平成7年に繰越しした工事の進捗は、8月末現在で約36%である。また、この上部に計画している香芝南回り線の駅前広場については、現在実施設計を進めているところであり、地下の工事に引き続いて行う予定である。 また、磯壁・新在家線については、事業1工区として国道168号線から市道のカーブまでの340メートル間について用地買収を進めている。 次に、五位堂駅前北土地区画整理事業の未施行地区内の今後の対応案については、本地区の事業化を図るために昨年5月に地区別説明会を開催し、続いて8月に全権利者を対象にアンケート調査を行った。これらの説明会及びアンケート調査の意見の内容を分析し、検討した結果、減歩率の緩和及び近鉄線沿いに現在施工中の東地区と接続道路を追加する基本計画案の変更を行った中で地元説明会に入りたい。 まず、減歩率については、多数の権利者から当初案で説明した32.73%の減歩率は、東地区の27.91%と比較して高過ぎるという意見があり、市としては都市計画決定の網を打っている関係上、土地利用に一定の制限が存在する点もあり、公共減歩率の緩和はできないが、保留地・減歩率についてはできるだけ緩和する方向で検討した。その内容は、下水道のうち汚水にかかる工事費として計上した2億2,950万円を市の公共下水道事業として別途施工するものとし、本事業から削除する。また、市単独費として当初案では調査設計費の5億3,300万円を計上していたが、今回の変更案についてはその調査設計費にプラスして地区外からの排水処理事業としての下水道の雨水工事費と事業費の一部負担を行い、合算減歩率が32%を切って31.96%の変更案とした。 以上の報告に対し、委員から二上駅前線についての今後の工事見通しについて質され、二上駅前線についてはアクセス道路の問題で工事が中断し、関係地権者との協議では詰めの段階に入っており、9月中にはめどをつけて、関係住民に工事の進め方について詳しく説明し協力をいただき、進めていきたい。 また、この事業は事故繰り越しをした事業であり、何としてでも本年度には完成するという決意で臨んでいるとの答弁がありました。 また、委員から近鉄下田駅前地下自転車駐車場整備事業において、生活道路の周辺整備について質され、生活道路の周辺整備については、周辺地域の方々の協力を得て、東からの整備を考えており、現在の道路幅員については約2メートルであり、私道である。その点を十分踏まえ地権者と現道拡幅についても十分協議したいとの答弁がありました。 また、委員から中和幹線事業で下田地区の進捗状況について質され、中和幹線の下田地区は大きく分けて北今市地区と下田地区に分かれており、北今市地区については地元等の協力を得て現在用地測量も終わり用地買収に入っている。また、下田地区については、地権者7人が高架等の関係で反対運動をされており、現在協力を得るために話し合いのテーブルを持ちたいということで地権者に申し入れしている状況であり、用地測量等はまだ済んでいないとの答弁がありました。 また、委員から当初中和幹線は平面であったのに、なぜ地域高規格道路に決まったのかを質され、現在の道路整備の手法については、建設省では地域高規格道路を優先するという考え方である関係上、関係市町により中和幹線期成同盟ができ、何とか地域高規格道路でご協力願いたいということから、当時の県当局から各市町に回られた。この中和幹線については奈良県は中和拠点都市の動脈として地域高規格道路で行いたいとの意向であったとの答弁がありました。 また、委員から中和幹線については地域高規格道路で進まなければならない現状において、地域住民そして地権者に対して十分理解をしてもらえるよう努力していただきたいとの意見がありました。 また、磯壁・新在家線の進捗状況と二上駅前線の和解以降の状況について質され、磯壁・新在家線については、契約成立には至っておらず、340メートル間の全員の地権者に対し協力依頼している状況である。その中で磯壁地区内の地権者に対しては、感触的に前向きに進んでいる。また、良福寺の地権者に対しても個々に鋭意交渉しているが、条件面でまだ合意が得られていないのが現状である。また、二上駅前線の和解については、和解に係る周辺道路の土地所有者1名については、工事の承諾を得た。その用地協力については金銭補償ではなく代替地の要望があり、代替地獲得に努力しているとの答弁がありました。 また、委員から二上駅前線の完成に向けての決意と磯壁・新在家線については、何が障害になって進捗しないのかを質され、二上駅前線については、絶対に完成するという決意でおり、里道の4メートルの約束をしている件については、現在地権者の協力を得ていないので、周辺住民と協議し、協力をいただけるよう努力したい。また、磯壁・新在家線については、農地についてはほぼ納得していただいているが、その中でネックになっている1件については、計画道路が現道に対し一方へかかるような方線形状になることから、都市計画道路の性質等を説明しているが、用地交渉に応じてもらえない状況である。また、あと一件については宅地であり、その上に店舗つきの住宅が建っており、現在交渉中であるとの答弁がありました。 また、委員から五位堂駅前北土地区画整理事業の未施行地区内の自動車学校の取り扱いについて質され、自動車学校等特別な施設については、土地利用の増進という意味から、区域内に入れた中で処理するのが妥当であるという考え方である。ただ減歩率等については、利用の現況等を勘案した中で一定の減歩そのものについて緩和措置を講ずる必要があり、減歩率の考え方等については、今後できるだけ地区別に代表者を選んでいただいた中で、基本方針について十分検討したいとの答弁がありました。 また、委員から五位堂駅前北土地区画整理事業の未施行地区についてのアンケート調査は、現在どれくらいの賛成を得られているのかと質され、現在のアンケート調査の状況は、賛成が44%、反対が22%、現段階の説明等ではわからないという回答が、約34%であるとの答弁に対し、委員から事業のアンケート調査でどれくらいの賛成者が必要であるかと考えているのかと質され、本事業をスムーズに推進するためには、反対者が2割を超えると進捗がおくれる場合も考えられるので、特に反対が強い住宅の密集地、また国道に面している地権者については、今後地元地権者の代表等を含んだ中で十分協議し、反対者を少なくしていきたいとの答弁に対して、委員から本事業をスムーズに推進するためには、事業地区内において減歩率、保留地の関係で住宅密集地、国道沿いの地権者、また自動車学校の問題をどうクリアしていくのかにかかっており、今後現地説明では市施行のメリットも説明しながら地権者に協力をしていただき、次年度には設計等できるよう努力をしていただきたいとの要望がありました。 また、委員から五位堂駅前北土地区画整理事業の未施行地区内で生産緑地の指定を受けている地権者の取り扱いについて質され、未施行地区内においては生産緑地の指定を受けているのは下田の地権者については2名で、約2,000平米であり、狐井の地権者については相当数おられる、基本的には生産緑地の指定を受けている方々については主に水田で維持管理されるということが考えられ、未施行地区内の一定の場所で用排水関係のとれる位置で集合化してお願いしていきたい。今後地権者の意見も十分聞いた中で進めたいとの答弁がありました。 また、委員から葛下川の河川改修計画案について質され、葛下川の改修計画については、自治会はJRの関係で以前の改修計画と相違しているということから理解が得られず、今後は9月末か10月上旬を目安に地元役員に説明に入りたい。現在県では本事業の計画決定の話が出ており、事業の実施についてまだ未定であるが、本年度中に測量調査に入るため努力をしているとの答弁がありました。 以上で委員会の審査内容についての報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員の補足説明をよろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) はい、ご苦労さまでございました。 ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程7 総合福祉会館建設特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして総合福祉会館建設特別委員長から報告を求めます。 大倉副委員長。 ◆総合福祉会館建設特別副委員長(大倉勝彦君) 議長の許可をいただきましたので、特別委員会の報告をさせていただきます。 本来でしたら飛鳥委員長が報告するわけなんですけれど、先ほども議長の方から言われましたように、本日欠席されておりますので、私の方から報告させていただきます。 去る9月5日に開催いたしました第15回総合福祉会館建設特別委員会の審議の経過と内容につきまして、委員会を代表して報告させていただきます。 当委員会は、総合福祉会館建設についてを案件といたしまして、前回から今日までの経過について説明を求めました。それによりますと、温泉の湧出量を増加するための動力を装置することについて、奈良県知事へ温泉動力装置許可申請を行っていましたが、平成8年8月1日付をもちまして許可がおりました。本許可によりまして揚湯設備工事が可能となり、今後の福祉会館建設工事に合わせて施工していきたいということであります。 また、前回の委員会で指摘を受けておりました点について説明があり、まず福祉会館の建設業者の決定については、プロポーザル方式により懇談会を設置して進めてまいりましたが、理事者が決定すべきものとして前市長が最終的に決定した。 また、進入路については、市民に優しい福祉道路と考えていましたが、前市長から早く進めるよう指示があり、十分に技術的検討を加えることなく施工に当たり、地権者の所有地とのすりつけのため福祉的配慮がなく、一般道路形態になったと説明がありました。 これに対し、委員から進入道路の件について違約金を徴収したのか、また工事完成まで何回契約変更をしたのか、また170万円の予算追加について委員会に報告したのか質され、理事者から違約金については22万2,000円を徴収した。また、170万円の契約変更は委員会に報告していない。契約変更については、まず3月15日に追加工事の変更契約を行い、その工期を3月31日まで延長した。その後、契約変更を3月29日に行い、工期を4月30日まで延ばした。しかし、完成できず、再度4月30日に契約変更をし、5月31日まで工期変更を行いましたが、結局6月5日の完成になったと答弁がありました。 委員から、進入道路は結果的に一般道路に似た道路になり、その上5センチも下がっているが、この事実関係について質され、理事者から進入路については福祉会館本体の建設時に損壊のおそれもあるので、10センチの舗装をすることとし、現在は5センチだけ舗装し、残りの5センチは建設後に舗装するという答弁がありました。 委員から、福祉会館について、また今後の香芝の福祉について市長はどのように考えておられるか質され、理事者から前回の委員会では微調整程度で見直しを考えていたが、基本的な考え方に立って内容を検討し、福祉会館の運営内容、いわゆる中身の問題と外見の問題について考えた。まず、福祉会館の中身の問題について現在検討を進めており、今後の高齢化社会や少子化社会をにらんで、将来人口が10万人程度を見越した福祉の殿堂づくりを基本的に考えている。例えば、平成11年4月からは介護保険制度が始まります。それに対応できる基盤整備も必要であり、また行政や民間団体の市民総ぐるみの福祉の推進体制がつくれるような福祉会館をつくっていく必要があります。また、福祉の人づくり、ボランティア育成も必要であり、それらのスペースもほとんど今はない状態であるため、これからの考え方を入れて福祉会館の中身の見直しを行い、それが外観的に普及する場合もある。 さらに、福祉協議会のほか福祉事務所、福祉担当課をこの福祉会館の中に集約するかどうかも考えなければならない。ただ、タイムリミットについて平成9年度完成予定として、自治省の承認を得ており、平成8年度中に何とか契約発注ができるような体制を考えながら、一方で中身の検討をしたいとの答弁がありました。 委員から、在宅看護を行う上でホームヘルパーやボランティアの協力が必要であるが、ホームヘルパーの具体的な計画について質され、理事者から一昨年から24時間ホームヘルパー派遣制度ができ、福祉会館にその拠点をつくらねばならない。今後ホームヘルパーも増員を図りながら在宅看護を支援していき、あわせてボランティアの育成も加えて地域ぐるみで高齢者問題を考えていきたい。 また、常勤ヘルパーは現在7名であるが、2名を増員するとともに、登録ヘルパー58名をもって対応しているとの答弁がありました。 委員から、ボランティアの活用について、ボランティアに支援を要請する場合、どこを拠点としてどのような方法で行われるのか質され、理事者からこれからの急速な高齢化社会に対応するには、家庭や行政には限界があり、地域ぐるみで在宅介護を支援することが一番大事であり、福祉の人づくりとして各地域で介護研修や介護講習を受けてもらって、いつでも要請があれば手伝ってもらえるようなものにしたい。またにわかにボランティア意識は芽生えてこないと思うので、現在あるボランティアグループを行政が支援しながらボランティアを広め、一方では行政がボランティアの人づくりを行うとの答弁に対し、委員から福祉会館とボランティアの活用方法を結びつけて構想の中で見直しをするのであれば、早急にそれを位置づけてもらいたいとの意見がありました。 委員から進入道路について、一部福祉的配慮を欠いた点があったと認めているが、この点を今後修正するのか質され、理事者から歩道について少し斜になっている部分をフラットにする必要もあり、また点字ブロックも現在敷設していないので、そういう面で福祉的道路として検討していきたいとの答弁がありました。 介護保険制度については、どのように認識しているのか質され、理事者から基本的に行政として受けざるを得ないという考え方で進んでいる。そのため、福祉会館の中に拠点となるスペースも確保しておきたいと答弁がありました。 委員から、福祉会館建設について、各福祉団体の要求等を調整する機会を持つ予定があるのかと質され、理事者からボランティア団体に近く会って意見を聞きたいとの答弁がありました。 福祉会館建設について検討を加えて、建物の拡大等を行うのかと質され、理事者から見直しを行うのに一番大事なことは財政事情であり、最小の経費で最大の効果を得られるような有効的な事業をすることを基本としている。全体を膨らますのではなく、今ある計画を基本に考えた中で中身の見直しを行っており、その中で3階部分は全部プールではあるが、投資効果、利用効果を考えると、違う場所で違う方法で365日利用できるような温泉プールを考えるという、プールの見直しを軸に考えた中で進めているとの答弁がありました。 また、委員から福祉に関する県の方針がどうであるのか質され、理事者から介護保険が導入されると一定のサービスの水準を確保する必要が出てくる。福祉会館建設に当たっては香芝市としてきっちりできるような、少なくともそのような体制づくりはしておかねばならない。福祉は地域の中でみんなが寄ってそれらを支えることが一番重要であり、基本的にサービスは行政がベースで行い、その他については団体等も福祉会館を拠点として行政のサービスと連携を取りながら、さらに市民参加の意味でボランティアがすき間の部分を埋めていかねばならない。ただ、ボランティアはすぐに育成できないので、育てながら積み上げていく拠点づくりをしなければならない。県では家庭における介護を普及するためのセンターづくりの計画があり、それらを踏まえ香芝市における地域福祉が充実する拠点という観点から見直すことが必要であると考えているとの答弁がありました。 委員から、プールの部分だけを変えて必要な分野をつくっていきたいという考えではあるが、いずれにしても現時点でどうすべきかということであり、早く進める必要があるがと質され、理事者からタイムリミットが来ており、何としても平成8年度中に契約が履行できるような方法で進めたい。ただ、外見的な問題について現在は全く触れていない。これは中身を決めないと外見まで決めることができないためで、外見については今後の推移によって相談あるいは協議をした中で進めていきたい。まず、中身がどうであるかが最重要問題であるとの答弁がありました。 以上で福祉会館特別委員会の審議内容につきまして報告させていただきましたが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員の皆さん方の補足説明をお願いいたします。 ○議長(田中信好君) ご苦労さまでございました。 ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 報告でよく論議されているとは思いますけれども、市民ぐるみの観点で今後やっていくというふうなことで言われて、よいと思うんですけれども、その方法として進入路の問題でいろいろと問題があったように言われてますように、利用者が利用しやすいものにするためにいろんな人の意見を聞けるような、そういうような定期的な会議をどう持たれるのか、論議されたのか、心障団体それから利用者団体についての今後の定期的に、前から私は言っているんですけれども、それを市として、1回か2回か論議されたということしか前に聞いてないので、今後そのことについてどうするか論議されたのかお伺いいたします。定期的な会議を。 ○議長(田中信好君) 大倉副委員長。 ◆総合福祉会館建設特別副委員長(大倉勝彦君) ただいま藤本議員からの質問でございますけれども、一応各種団体からの意見は聞くという報告は受けておりますけれども、定期的にいつどうするかという報告は、審議は行っておりません。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございましたら、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程8 行政事務調査特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして行政事務調査特別委員長から報告を求めます。 川村委員長。 ◆行政事務調査特別委員長(川村治君) それでは、議長の許可を得ましたので、行政事務調査特別委員会を代表して、調査の経過、結果をご報告申し上げます。 本委員会は、1回の非公式会と平成8年7月23日を初回として8回にわたって委員会を開催し、9月3日をもって終結いたしました。 先山市長を初めとして延べ33名の市職員に出席を要請して説明を受け、公開質問状、回答書並びに本委員会の調査に必要な多くの資料の提出を求め、事実の解明にでき得る限りの努力を払ってまいりました。 ご承知のように、本委員会は地方自治法第98条第1項の規定により、平成8年7月5日の第5回定例会において設置を決議されたものでありますが、検査の内容といたしまして、平成8年4月5日付、香芝市長あて質問状等に対する平成8年4月16日付、前市長名による回答等、また香芝市土地開発公社等の公文書管理、さらには工事請負業者選定に関する事務等でございます。 ここでくどくどと説明することもありませんが、98条委員会の権限につきましては、あくまでも事務検査権であって、その権限を逸脱するものではありません。限定された範囲の中で最大限の調査をした結果等につきましてまとめて報告させていただきます。 まず、公開質問状とそれに対する前市長名による回答書について申し上げます。 公開質問状は4月5日、柴田秀一氏外3名が前市長との直接約束により、午後4時ごろ来庁し、瀬田前市長が直接受け付けをいたしました。所管に対する前市長からの回答文の原案作成依頼については、4月8日ごろで、総務部長と教育委員会事務局長に発せられました。総務部において消防庁舎関係並びに開発公社に関して原文を作成し、仮称北中学校用地関係についての原文は、教育委員会事務局において作成されました。双方の原文は4月10日にそれぞれ前市長に手渡されました。4月15日午前、原文とは全くかけ離れた内容の公開質問状に対する回答書が、市長公印捺印のため、いわゆる公文書とするため起案書が市長公室より秘書課長を経て総務部長へ持ち回り合議されました。総務部長は作成した原文とほど遠い内容の回答書に接し、市長公室長に諮り、瀬田前市長に抗議いたしました。しかし、前市長は市長が全責任をとるからとの理由で総務部長の抗議を一蹴いたしました。同様に教育委員会事務局長も原文との相違に気づき、総務部長と協議いたしました。総務部長は前市長との折衝結果を伝え、抗議が無意味であることを伝えました。かくして総務部長と教育委員会事務局長は内容において全く同意できないとしながらも、上司、いわゆる瀬田前市長の命令を断わりきれず、起案書に捺印し、市長公印が押され、真実とは違う回答書が公文書となったわけでございます。 翌4月16日朝、柴田秀一氏が単独来庁し、市長より公文書としての回答書が手渡されました。この回答書の中で特に注意すべき点は、消防庁舎用地取得に関する百条委員会の席上、みずからの行為に対して瀬田前市長が陳謝したにもかかわらず、委員会、すなわち議会を冒涜した内容であること、前市長が所管部署職員の原案を廃棄し、秘密裏に作成した変造内容の文書に置きかえたこと、さらに事情を知らない市民を欺き、市長選を有利に展開しようと画策したと見られることなどが上げられます。 この事件に対する説明者の感想は、柴田氏外3名から出された公開質問状は、市長選挙を控えた時期で、非常に政治色の強いものだと感じ、また前市長より出された回答書については、内容が事実に背反することであることはもとより、人権侵害と作為的に選挙の自由を防害したと見られる部分もあり、問題多しとの発言が全説明者より指摘されました。 さらに、上司の命令とはいえ、香芝市の品位を失墜するような内容の文書に捺印したことは、後悔のほぞをかむもので、再度このようなことのないよう反省しているとの発言もあり、このことをつけ加えておきます。 次に、香芝市土地開発公社の契約書等、公文書管理に関する事務検査について報告いたします。 本事件は、香芝市土地開発公社と民間業者との間で締結された土地売買の契約書が、前市長より管理部署から持ち出されて加筆、変造され、さらに本物のコピーであるがごとくコメントを付して市長選挙を有利に展開させるため、市民に広く配布されたことに端を発します。 ご承知のように、他の選挙用ビラとともにアルバイトによって戸別配布されました。この変造契約書の出所について瀬田前市長に総務部長が開発公社理事長として確認したところ、前市長が持ち出したことを認知いたしました。総務部長は市長室において確認後、臨時開発公社理事会を開催いたしました。5月7日午前11時の開催でございます。 理事会におきましての議論の中で、瀬田前市長の契約書開示が守秘義務に反するのではないか、首長だから公務員としての守秘義務はないなどと論議がかわされました。しかし、この中で最も重要なことは、香芝市の機密が漏えいしたことは事実であり、このことから精神的あるいは物理的に危害をこうむる該当者がいるとすれば、これはもはや犯罪であるとの認識も必要ではないかとの意見もあったようです。歴史の中でこのように首長が機密を漏えいするような行為で法律の抜け道を行ったとすれば、瀬田前市長は香芝市にとって不適当な人物であったと言えるでしょう。瀬田前市長は流出の全責任は私がとると断言されているので、全責任とはどのようなことか、今後の推移を見つめなければなりません。 総務部長によれば、流出した開発公社を初めとする香芝市の重要文書の返還要求を公式な手続によって行いたいと表明なされました。市長をやめた人物が公文書を隠匿することは極めて異例であり、早期に返還が実現することを望むものでございます。 続いて、工事請負業者選定の事務検査に関する検査結果についてご報告申し上げます。 瀬田前市長は、昨年12月の建設経済委員会において、1年半にわたり業者選定審査会に出席したことを認め、今後このようなことのないよう反省するとともに、陳謝をいたしました。このことは当時の新聞記事により明確であります。 委員会としては、当時の会長であった先山現市長を初めとして関係者にも説明を求め、前市長が出席を志した動機の推理、また発言内容などについても確認をいたしました。 この調査によれば、前市長は1年半ではなく2年5カ月にわたっていた事実関係が判明いたしました。前市長の出席動機は、会長による業者選定の結果報告が前市長の思惑と大きくかけ離れていたことにあったようです。 ある業者選定審査会の報告においては、前市長は結果を否定し、6日後に再審査を実施させていたことが当委員会において複数の説明者から明確化されました。このような状況から、前市長は結果を聞くよりみずから出席して、自分の意思を通す方が手っ取り早いと考え、連続して出席するようになったと動機の説明を受けました。 審査会での前市長発言はどのようであったかと尋ねますと、発言回数や発言内容は定かではありませんが、市長という圧力のもとで発言を伴った審議が行われたと説明を受けました。これでは公正な審査が行われるはずがないとの疑問に対し、現実として具体的な事件が浮かび上がってまいりました。 平成7年9月26日に行われた審査会では、所管部署より厳選して出された入札業者選定原案5社のうち、前市長の発言で1社削除され、3社を追加する形で決定されました。担当部局の説明者によれば、反論もできず、長時間かけて考え提案したにもかかわらず、このような形で覆されるシステムに疑問を抱くと同時に、市長という圧力を否定できなかったと述懐していました。また、ある説明者は瀬田前市長の一喝は脅威であるとさえ発言をいたしました。当委員会は、福祉会館の進入路並びに二又池の埋立工事に関しても検査いたしました。特に、進入路は、竣工日が平成8年3月25日の契約であるにもかかわらず、工期が遅延し、6月4日となりました。この間、2回にわたって異常気象による天候不順を理由として工事業者との間で再契約書を交わし、工期の遅延を図っていたことも判明いたしました。しかし、担当者によると、必ずしも天候を理由とするものではなく、工期の順延の最大の原因は業者の人手不足によるものであると説明しています。つまり、業者選定要綱に即してAランク業者を選定せず、違反して規模の小さいBランク業者を設定したことに無理が生じたと考えるのが無難であります。また、進入路工事に当たっては、設計図を無視し、必須条件である福祉に優しい道路とはお世辞にも言えない歩道をつくり、現地を視察してもわかるとおり危険きわまりない道路と言っても過言ではございません。このような欠陥道路が巨額の資金をつぎ込んで建設されたことに大きな疑問を生じます。さらに、当初の設計段階でわかっていたはずですが、工事の途中で歩道に大きな勾配が生じ、これを緩和するため擁壁を増築し、170万円の追加契約を行うなど、ずさんな管理と工事が見受けられ、供用するには今後も多額の資金を導入しての道路補修が必至であります。二又池の埋立工事については、工事写真に日付が欠落していたり、不備が見受けられました。業者選定から工事完了までを見るとき、進入路業者も埋立業者も瀬田前市長になってから急に契約高がふえた業者であることも判明いたしました。入札業者を決める業者選定審査会に関する調査において、出席してはならない瀬田前市長が出席し、説明者の発言に見られるように、前市長の思うがままに進められ、審査会は形骸化されていたという印象で一致いたしました。結果として、前市長の側近に対し利益供与がなされたとしても一向に不思議ではないと思われます。福祉会館に関する進入路や造成工事について結論づけるならば、担当所管の設定に技術的な無理があり、管理さえできないようでは少ない予算で最大の効果を期待できるものではなく、むしろ効率の悪い主体性のない工事を余儀なくされる結果となるでありましょう。このたびの工事は、瀬田前市長の独断と偏見による目先をごまかしての側近保護、利益供与のための政策が、この種の結果を招いたと断言してばかるものではございません。総合福祉会館の建設を目の当たりにして、技術面を十分に考慮したプロジェクトチームの編成など対策を急ぐ必要があると考えられます。 最後に、この委員会を振り返って、庁舎内部の解明はできましたが、回答書はだれが作成したのか、市長選挙を前にして政治的意識はどうであったか、また社会的責任の有無など、98条委員会の権限内では調査できなかった多くの核心の部分が残されたことを申し添えておきます。 以上をもちまして委員会を代表しての報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら委員各位の説明をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(田中信好君) 大変長い間の調査、まことにご苦労さまでございました。 ただいま委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切りいたします。 お諮りいたします。 行政事務調査特別委員会に付託いたしました事務検査事項については、ただいまの委員長報告をもって検査を終了することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、ただいまの委員長報告をもって検査を終了することに決します。 行政事務調査特別委員会各位におかれましては、まことにご苦労さんでございました。 以上で特別委員長報告を終わります。 ここで休憩に入りますが、議会運営委員長から報告がありましたように、決算特別特別委員会が設置されましたので、休憩中に委員の互選をお願いいたします。昼食後、委員互選のための委員会室にご参集いただきますようよろしくお願いをいたします。 暫時休憩いたします。            午後0時01分 休憩            午後2時13分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程9 市長行政報告 ○議長(田中信好君) 本日の日程に従いまして、市長の行政報告をお受けいたします。 先山市長。 ◎市長(先山昭夫君) ただいま議長のお許しをいただきまして、行政報告を申し上げたいと思います。 さきの6月定例議会から3カ月経過いたしましたので、この間の主な事項につきましての報告をいたします。 まず最初に、病原性大腸菌O-157等の食中毒についてでございますが、O-157等食中毒につきまして、今日までの経過を報告させていただきます。O-157感染者は、9月3日現在で県下で75名、葛城保健所管内では33名であります。そのうち、香芝市内の感染者は6名おられますが、5名が治癒し、1名が入院中であります。香芝市といたしましては、予防・啓発、相談窓口の開設等、全庁体制で2次感染の防止対策を進めたため、7月24日の香芝市O-157等食中毒対策本部を設置し、対応することにいたしました。 まず、予防・啓発といたしましては、広報車による市内巡回の啓発、さらには広報紙、チラシ等の配布による啓発を行い、全戸に周知徹底を図ってまいりました。また、市民からの相談窓口を健康管理課に設置し、開庁時間以外も7月25日から8月11日までの間、平日は午後7時15分まで、土日につきましては、午前8時30分から午後5時15分まで勤務時間を延長して相談を受けまして、市民からの電話相談件数で延べ201件の対応をしてまいりました。プール等の使用につきましては、O-157の感染経路が不明確であり、市民の安全性を確保する観点から、7月26日より市内の保育所、幼稚園、小・中学校等のプールの使用中止、さらに7月30日より老人福祉センターの入浴を中止いたしました。さらに、8月8日より市総合プールの中止を決定させていただきました。飲料水につきましては、塩素濃度の測定を現在も毎日実施すると同時に、市内の受水槽の設置者及び管理者に対しまして施設管理の強化を促すとともに、水質検査についても指導を行ってきました。消毒関係につきましては、8月3日より庁舎を初め保育所、幼稚園、小・中学校、県民グラウンドや市管理の公園等のトイレなどの施設の消毒を実施しているところでございます。 次に、学校等におきましては、2次感染防止の取り組みといたしまして園児、児童・生徒の保健指導や健康、衛生管理の周知徹底をしてきており、その結果、現時点では香芝市が実施する給食からは感染者の発生はありません。学校給食につきましては、安全かつ楽しい学校給食を目指すとともに、大切な児童・生徒の生命を守るため、この夏休み中にできることは実施し、9月5日からの学校給食に細心の注意を払い、万全を期しているところでございます。具体的には、2週間以上マイナス20度以下の保存できる検食用の冷凍庫を8月30日に設置を完了し、給食調理員に対する衛生指導、さらには給食物資納入業者にも品質管理や安全納入等について徹底した指導を行うとともに、給食施設の点検等についても実施してきたところであります。なお、これら保育所、幼稚園、小・中学校の児童・生徒の手洗消毒薬や給食の食材、調理後の検食用冷凍庫、食器消毒保管庫等の経費につきましては、予備費を充当させていただきましたので、よろしくお願いをいたします。 以上がO-157等食中毒についての本日までの経過でありますが、今後におきましても関係機関が緊密に連絡のもと、予防と啓発に重点を置きながら2次感染予防に努めてまいりたいと存じます。 次に、市長公室関係で本市の防災対策についてでありますが、まず、8月30日、香芝市と奈良県の共催によりまして大阪府交野市、三重県名張市を含む県内外の関係機関28団体の協力を得て実施いたしました平成8年度奈良県防災総合訓練につきましては、約700名の参加をいただきまして、訓練の成果も上げ、成功裏に終了できました。このことは、市民の防災意識の高揚とともに、香芝市にとって、また参加した諸団体にとっても今後の地域ぐるみの防災活動を進めていく上で貴重な経験になるものと考えております。訓練実施に当たりましては、絶大なるご支援とご協力をいただきました高山台土地区画整理組合を初め香芝市自治連合会、香芝市消防団、香芝市商工会、日赤香芝市地区奉仕団、香芝アマチュア無線クラブを初め関係諸団体の皆様方には心から感謝を申し上げる次第でございます。 地域防災計画の見直しにつきましては、鋭意努力しているところでございますが、去る7月8日に本市は大阪府交野市、三重県名張市と大規模災害相互物資援助協定を締結いたしました。これは大災害に見舞われた場合に保有する備蓄品をもって相互援助を行うというもので、通信が途絶えた場合、応援要請がなくても情報の収集を行い、支援活動を行うというものであります。また、大災害時に必要な物資を迅速に確保できるように香芝市商工会と物資調達協定を締結すべく、最終調整を行っており、近日中に締結を行う予定をいたしております。今後も、備蓄品を初め防災対策の充実には最大限の努力を傾注する所存でございますので、皆様方にはどうぞよろしくご支援、ご協力をいただきますようお願いをいたします。 次に、文化振興面につきましては、物質的な豊かさから精神的な豊かさが求められている現在、市民の生活の中で身近に感じられる地域に根差した文化の薫り高いまちづくりを進めたいと考えております。そのためには香芝の歴史、文化の郷土理解が不可欠な要素でございまして、町への愛着や誇りをはぐくみながら、できるだけ多くの市民が参画できる機会を創出し、文化によるまちづくりのアイデンティティーを醸成する必要がございます。地域の特性を掘り起こし、地域文化を振興するため、次のような施策展開を推進しているところであります。 まず、地域文化を理解することは、町への愛着や誇りをはぐくみ、まちづくりの土台となるという認識から地域文化クローズアップ事業を実施しております。具体的には、グラフ誌「香芝遊学」に「二上山の自然」や「香芝-古代史の謎を探る」と題するシリーズをスタートさせたほか、市民参加を取り入れたタウンウォッチャー発信記事が「かしば見聞録」などを連載しております。また、今では語られることが少なくなった香芝の貴重な民話を市民の手で製本され、その民話の切り絵、紙芝居が制作されました。これをハイビジョン化し、地域文化の発信に継続的に取り組んでまいりたいと思っております。さらに、歴史街道計画にも参加し、今後とも香芝から近畿、全国に情報発信できるよう香芝の歴史文化の見直しを図り、郷土アイデンティティの醸成に努めたいと考えております。 次に、文化の活性化でありますが、現在のふたかみ文化センターとこれを運営する香芝市文化振興財団の活用を中心に文化活動の展開を図っております。新しい地域文化を担う人づくりを進めるために、演奏や演劇などに取り組む人材、グループの育成を目指したカリキュラムを開設いたしております。具体的には、ふたかみ市民オペラが平成7年度に発足をいたしまして、約40名の会員が本年6月29日にミュージカルとオペラの公演を行ったほか、平成プロデューサー塾も2年目を迎え、イベント企画実施に向けての取り組みが進んでおります。また、平成8年度からMC講座をスタートさせ、コンサート、イベントの司会やコーディネートで活用できる人材の育成にも努めておるところでございます。なお、平成3年生まれ同期市自治体連絡協議会の第6回サミットが、本年10月本市での開催となっております。ただいまその準備を進めているところでございます。 次に、都市整備関係でございまして、まず街路事業についてでございますが、中和幹線につきましては、平成7年度工事国庫債務負担行為で進めておりました延長約170メートルの工事が8月末をもって竣工いたしましたので、引き続き本年度事業として延長約200メートルの工事を11月上旬に発注できるよう準備を進めているところでございます。高山台地域においては、明許繰越を行いました立体横断施設設置工事が工程計画どおり進捗しており、12月の竣工見通しであります。平成9年4月より通学路として供用開始を予定いたしております。また、高山台土地区画整理区域内の延長約360メートルの工事を大日本土木株式会社と契約を締結し、工事発注を行いました。工事内容は排水工、道路工、舗装工等であり、工期は平成9年3月25日までとなっております。 なお、土地取得特別会計におきまして中和幹線街路用地の購入費として都市開発資金による6億円の補正を計上いたしておりますので、よろしくお願いをいたします。事業用地取得の進捗は、香芝市の施行区間で用地は約7万3,600平方メートルが買収済みでございます。進捗率は約75%、家屋は約55件が買収済、進捗率は75%であります。奈良県施行区間につきましては、用地は5,100平方メートルが買収済みでございまして、進捗率は約17%、家屋は約11軒が買収済みであり、進捗率は約28%であります。事業進捗につきましては、なお一層努力を、奈良県とともに重ねていきたいと考えております。平成7年度に繰越いたしました尼寺・関屋線及び近鉄下田駅地下自転車駐車場整備事業につきましては、8月末現在で尼寺・関屋線は40パーセント、地下駐車場工事は36パーセントの進捗率であり、完成に向け、鋭意進めているところでございます。また、尼寺・関屋線の橋梁上部工、本線工事は、橋梁下部工と併行して行うために9月中の発注を考えております。二上駅前線につきましては、和解をさせていただき、住民の要望であります周辺道路整備に必要な土地の所有者に協力を強くお願いをいたしており、工事に着手するための条件は整いつつあると考えております。近く住民の方の協力を得るべく工事説明会を開きまして、一日も早く工事を再開し、事業を完成させたいと考えております。 次に、穴虫・田尻線、二上・田尻線、磯壁・新在家線につきましては、用地買収に鋭意努力しているとこでございます。 公共下水道事業につきましては、本年度の補助事業として第4処理区分の主要幹線であります香芝第1汚水幹線の延長工事を管径200から800ミリメートルで延長1,081メートルを推進工法及び開削工法により施工いたしたく、村本建設株式会社と仮契約を締結し、また香芝第2汚水幹線の延長工事を管径200から450ミリメートルを推進工法及び開削工法により施行いたしたく、株式会社奥村組と仮契約を締結し、本議会に提案をさせていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 その他の下水道工事につきましても、補助工事2本、単独工事2本を発注いたしまして、現在工事を進めているところでございます。 次に、産業建設関係でございますが、西名阪周辺整備事業につきましては、早期完成に向けまして用地買収に鋭意努力をしているところでございます。 また、本年度工事として国道168号線及び県道香芝インター線の一部道路改良工事が着工される予定となっております。国道165号線高田バイパス建設事業につきましては、早期完成に向けて努力を重ねているところでございます。県関連事業の県道香芝・太子線につきましては、用地買収済みの箇所より工事が進められておりまして、残りの用地買収につきましても鋭意努力をしているところでございます。 次に、河川事業につきましては、葛下川、すがる川及び原川の改修計画を進めてまいりたいと考えております。また、竹田川改修事業は五月ケ丘の上流におきまして8年度工事としての着工の予定をいたしております。 また、市事業の準用河川杉橋川及び尼寺川の改修事業につきましては、早期完成に向けまして鋭意努力を重ねているところでございます。市が行う道路新設改良や維持並びに河川改修や維持につきましては、住民の日常生活に直接かかわるものであり、各自治会からの要望等を検討しつつ計画的に実施し、快適な生活環境と秩序あるまちづくりを進めていく所存でございます。 次に、教育関係でございまして、学校教育につきましては、4月から継続実施いたしております新任教育研修は7月に実施し、新採用並びに香芝市への転任教員を対象に香芝市教育の基本方針やいじめ、登校拒否の問題につきましての研修を行い、望ましい先生像や教育の課題と展望についての正しい認識と職責の重大さの意識の高揚に努めております。同じく7月には、社会科の研修も実施し、教員の資質の向上にも努めております。さらに8月には、障害を持つ子供の実態として子供の言葉の発達を促すための手だてについて理論面や技術面の研修を実施し、教員の専門性と力量を高め、資質向上に努めております。 次に、社会教育につきましては、さらに親しまれる市民の生涯学習施設として二上山博物館はオープン以来の常設展示資料と二上山Q&Aコーナーのクイズ等の内容を大幅に入れかえました。縄文時代のサヌカイトコーナーでは、狐井の遺跡から出土いたしました縄文土器を中心に、また金剛砂コーナーにおきましては、世界のガーネットをさらに充実させ、陶器や装飾品もグレードアップをいたしました。 次に、(仮称)香芝北中学校におきましては、現在校地選定に鋭意努力をいたしておるところでございます。早期開校に向けて、一日も早く候補地の決定に今後も努力をしていく所存でございます。 なお、土地取得特別会計におきまして(仮称)旭ケ丘幼稚園用地の購入費として補正予算の計上をお願いいたしておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、水道関係でございますが、平成8年度8月末の営業実績につきましては、県水受水量は325万8,490立方メートルに対しまして、有収水量は304万6,011立方メートルで水道料金の調停額は6億4,767万3,000円であります。前年度対比といたしまして、約4,422万円の増収となっております。新規の水道加入件数は、前年度対比では24件の増加となっております。なお、収益的収支の上半期の傾向は水道料金で多少の増収は見込めるものの、ほぼ昨年と大差なく推移をいたしております。 また、工事関係では、本年6月から順次着工いたしております配水管整備事業といたしまして13路線、延長にして約2,450メートルの老朽管布設替工事を現在施工いたし、進捗率は約60%であります。その他の工事につきましては、現在測量及び設計中でございます。 なお、本市といたしましては、開かれた香芝市政を目指しまして、今後ともあらゆる行政分野にわたって新たな決意と情熱を持って市民の皆さん方からの信頼と期待におこたえすべく、初心を忘れることなく真摯に行政課題に取り組んでまいる所存でございます。どうか議員各位におかれましては、今後とも市政の推進に絶大なるお力添えを賜りますよう心からお願いを申し上げまして、行政報告といたします。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程10 決算特別委員会委員選任 ○議長(田中信好君) それでは、日程に従いまして、決算特別委員会の委員の選任を行います。 休憩中に互選していただいておりますので、事務局から報告をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 決算特別委員会委員田中保、委員藪善男、委員高谷廣、委員西里晴昭、委員奥山博康、委員長谷川翠、委員中川廣美、委員吉川政重。 以上。 ○議長(田中信好君) 決算特別委員会の委員の選任について、ただいまの報告どおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 藤本議員。 ◆10番(藤本みや子君) 休憩中に総務委員会で選挙までして2人に決めたのに、入れかわってるんですけれども、これについて各会派ごとに入れるというふうなことで論議なされるんでしたら、やはり日本共産党も入れるべきだと思いますし、その点ちょっとはっきりわからないので、どういうふうになったかをお教え願いたいと思います。 ○議長(田中信好君) 運営委員長から報告ありましたように、各委員会から委員を選任していただくと、総務文教から2名、民生水道から3名、建設経済委員会から3名と、こういった基本にのっとって選出をしていただきました。そうした中で、今決まった5人、会派の方々の関係もあって、一部交代ということは皆さんも了解されましたので、そのように決めさせていただきましたので、ご了解をいただきたいと思います。            (「こちらには全然報告がありませんでしたけど」「委員長報告した」との声あり) はい、ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、報告どおり選任することに決します。 なお、休憩中に決算特別委員会の委員長並びに副委員長を互選していただいておりますので、事務局から報告をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 決算特別委員会委員長田中保、副委員長藪善男。 以上。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程11 議案一括上程 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、議案の一括上程をいたします。 事務局から議案の目次朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 報第8号香芝市固定資産評価審査委員会の委員選任につき承認を求めることについて、議第29号香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについて、議第30号平成8年度香芝市一般会計補正予算(第2号)について、議第31号平成8年度香芝市老人保健特別会計補正予算(第1号)について、議第32号平成8年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)について、議第33号公共下水道管渠築造工事(第407号工事)請負契約の締結について、議第34号公共下水道管渠築造工事(第408号工事)請負契約の締結について、認第1号平成7年度香芝市一般会計歳入歳出決算の認定について、認第2号平成7年度香芝市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認第3号平成7年度香芝市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認第4号平成7年度香芝市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認第5号平成7年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認第6号平成7年度香芝市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について、認第7号平成7年度香芝市水道事業会計決算の認定について、同第4号香芝市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、同第5号香芝市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて。 以上。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程12 報第8号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、報第8号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 報第8号香芝市固定資産評価審査委員会の委員選任につき承認を求めることについて。 香芝市固定資産評価審査委員会の委員の欠員に伴い、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第4項の規定により、次の者を平成8年8月9日付で本市固定資産評価審査委員会の委員に選任したので、同条第5号の規定により議会の承認を求める。平成8年9月9日報告。香芝市長先山昭夫。住所、香芝市西真美1丁目21番地の20、氏名、近藤洋、生年月日、昭和26年10月7日。 以上。 ○議長(田中信好君) 理事者から提案理由説明を求めます。 先山市長。 ◎市長(先山昭夫君) ただいま提案いただきました報第8号香芝市固定資産評価審査委員の委員選任につき承認を求めることにつきましての提案理由説明を行います。 本案は、固定資産評価審査委員の柴田秀一氏から、平成8年7月10日付で辞任届が提出されまして、同月31日に受理いたしました。このことによりまして欠員となっておりました本市の固定資産評価審査委員会の委員に近藤洋氏を平成8年8月9日付で選任をいたしまして、地方税法第423条第5項の規定により、その承認を求めるものでございます。 本人は人格、識見ともに高く、固定資産評価審査委員会の委員にふさわしい方でございますので、何とぞよろしく原案にご承認賜りますようお願いを申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対して質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により、原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、報第8号については原案のとおり承認いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程13 同第4号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、同第4号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 同第4号香芝市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて。 平成8年10月11日付任期満了予定の香芝市教育委員会の委員の任命について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により、次の者を本市教育委員会の委員に任命したいので、議会の同意を求める。平成8年9月9日提出。香芝市長先山昭夫。住所、香芝市今泉136番地、氏名、小林勇、生年月日、大正15年4月15日、任命年月日、平成8年10月12日。 以上。 ○議長(田中信好君) 理事者から提案理由説明を求めます。 はい、先山市長。 ◎市長(先山昭夫君) 同第4号香芝市教育委員会委員の任命につき同意を求めることにつきましての提案理由説明を申し上げます。 本案は、本年10月11日付をもって任期満了となります小林勇委員を、引き続きまして本市の教育委員会委員に任命いたしたいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定によりまして議会の同意を求めるものでございます。 本人は人格が高潔で、教育、学術及び文化に関しまして識見を有する方でございますので、何とぞよろしく原案に同意賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対して質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により、原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、同第4号については原案のとおり同意いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程14 同第5号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、同第4号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 同第5号香芝市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて。 平成8年10月11日付任期満了予定の香芝市教育委員会の委員の任命について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により、次の者を本市教育委員会の委員に任命したいので、議会の同意を求める。平成8年9月9日提出。香芝市長先山昭夫。住所、香芝市西真美1丁目16番地の13、氏名、百濟成之、生年月日、昭和10年4月5日、任命年月日、平成8年10月12日。 以上。 ○議長(田中信好君) 理事者から提案理由説明を求めます。 先山市長。 ◎市長(先山昭夫君) 失礼いたしました。同第5号香芝市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて提案理由の説明をいたします。 本案は、本年10月11日付をもって任期満了となります百濟成之委員を、引き続きまして本市の教育委員会委員に任命いたしたいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定によりまして議会の同意を求めるものでございます。 本人は人格が高潔で、教育、学術及び文化に関しまして識見を有する方でございますので、何とぞよろしく原案に同意を賜りますようお願いを申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。失礼いたしました。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により、原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、同第5号については原案のとおり同意いたします。 ここで、教育委員会委員の任命につき同意いたしました百濟教育委員が本席におられますので、あいさつをお受けいたします。 ◎教育長(百濟成之君) 高壇からではございますが、一言御礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。 ただいまは議員の皆様方のご高配によりまして、不肖私、教育委員の任命につきましてご同意を賜り、まことにありがとう存じます。この上は、さらに気持ちを引き締め、職務に励んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程15 提案理由説明 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、理事者から提出議案の提案理由説明を求めます。 はい、先山市長。 ◎市長(先山昭夫君) 議第29号香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することにつきましての提案理由の説明を申し上げたいと思います。 本案は、特別職の職員で常勤の者の給与に通勤手当を追加いたしまして、国家公務員また他の地方公共団体の地方公務員が、引き続き本市の助役または収入役になった場合の退職手当の通算制度と支給方法を明確にするため本条例の一部を改正するものでございます。慎重にご審議の上、原案に可決賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 続きまして、議第30号平成8年度香芝市一般会計補正予算(第2号)について提案理由を申し上げます。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,200万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ181億4,025万円とするものでございます。 歳出の内容は、消防費におきまして防火水槽設置工事で700万円、全国消防操法大会参加助成金で500万円の補正をお願いするものでございます。これらの財源といたしましては、一般寄附金、繰越金、市債の増額に求めております。 次に、第2表地方債補正につきましては、防災まちづくり整備事業債の限度額の増額変更をお願いするものでございます。どうか慎重ご審議の上、原案に可決賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 続きまして、議第31号平成8年度香芝市老人保健特別会計補正予算(第1号)について提案理由の説明をいたします。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,557万2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ30億757万2,000円に補正をお願いするものでございます。 補正の内容は、平成7年度の老人医療費の確定に伴いまして諸支出金の償還金におきましての2,557万2,000円を増額するものでございます。これらの財源につきましては、繰越金で5,507万8,000円を増額し、過年度収入で2,950万6,000円を減額するものでございます。慎重にご審議の上、原案可決賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 続きまして、議第32号平成8年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)でございます。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ12億1,529万2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ19億4,129万2,000円に補正をお願いするものでございます。 補正の内容は、諸支出金で6億1,529万2,000円、都市開発資金事業費で6億円の補正をお願いするものでございます。これらの財源につきましては、前年度の繰越金、中和幹線事業用地先行取得債及び公共用地の先行取得事業債の市債に求めておるところでございます。 次に、2表の地方債補正につきましては、都市開発資金の限度額を5億円から11億円に変更し、また幼稚園用地取得のために新たに公共用地の先行取得事業債の起債を設定いたしまして、その限度額を5億4,140万円にするものでございます。慎重にご審議の上、原案可決賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 続きまして、議第33号公共下水道管渠築造工事請負工事の締結でございます。 本案は、公共下水道の管渠築造工事につきまして指名競争入札の結果、契約金額2億7,810万円で村本建設株式会社更生管財人松本宗和氏と請負契約を締結するため、議会の議決に付するべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 本契約の工事概要は、香芝第1汚水幹線の逢坂7丁目から関屋方面、管径600から800ミリで延長約755メートルを推進工法及び開削工法により工事を実施するものでございます。指名業者は株式会社浅沼組、株式会社奥村組、株式会社竹中土木、前田建設工業株式会社、三井建設株式会社、村本建設株式会社、株式会社森組、株式会社森本組の8社でございます。なお、工期は議決後から平成9年3月28日までといたしております。慎重にご審議の上、原案に可決賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、議第34号公共下水道管渠築造工事請負契約の締結でございますが、本案は、公共下水道管渠築造工事につきまして指名競争入札の結果、契約金額1億6,480万円で株式会社奥村組奈良営業所所長宮本高司氏と請負契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。本契約の工事概要は、香芝第2汚水幹線の逢坂公民館前を東西に管径350から450ミリで延長約564メートルを、また公民館西側から近鉄踏切方向へ管径200から250ミリで延長約218メートルをそれぞれ推進工法及び開削工法により工事を実施するものでございます。指名業者は株式会社浅沼組、株式会社新井組、株式会社奥村組、株式会社竹中土木、大日本土木株式会社、村本建設株式会社、株式会社森組、株式会社森本組の8社でございます。なお、工期は議決後から平成9年3月28日までといたしております。慎重にご審議の上、原案に可決賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、認第1号平成7年度香芝市一般会計歳入歳出決算の認定でございます。 平成7年度香芝市一般会計の歳入総額は167億1,146万3,000円で、歳出総額は161億1,941万1,000円であり、歳入歳出差引額は5億9,205万2,000円でございます。そのうち、翌年度に繰り越すべき財源は3億5,001万4,000円で、実質収支額につきましては2億4,203万8,000円でございます。執行率は、歳入で95.2%、歳出で91.8%でございます。平成7年度の主な事業といたしましては、総合福祉会館新設事業で4億7,361万2,000円で、道路新設改良事業で4億5,158万5,000円、近鉄下田駅地下自転車駐車場整備事業で5億1,291万5,000円、中和幹線街路事業で10億7,033万1,000円、都市計画街路事業、6路線でございますが、4億7,756万3,000円、消防署庁舎新設事業負担金で2億6,154万6,000円でございます。また、基金につきましては、財政調整基金ほか8基金に4億1,629万円の積み立てをいたしていましたが、平成7年度の事業資金として5億520万円の取り崩しを行っております。平成7年度末で27億5,498万4,000円となっております。慎重にご審議をいただきまして、原案に認定いただきますようよろしくお願いをいたします。 続きまして、認第2号平成7年度香芝市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定でございますが、平成7年度香芝市国民健康保険特別会計の歳入総額は25億8,175万円でございまして、歳出総額は25億1,387万3,000円でございます。歳入歳出差引額は6,787万7,000円でございます。実質収支額は歳入歳出額と同額で、執行率は歳入で96.2%、歳出で93.7%でございます。慎重にご審議いただきまして、原案に認定賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、認第3号平成7年度香芝市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定でございますが、平成7年度の香芝市老人保健特別会計の歳入総額は28億3,777万9,000円で、歳出総額は27億7,890万9,000円でございます。歳入歳出差引額は5,887万円でございます。実質収支額は歳入歳出差引額と同額で、執行率は歳入で99.7%、歳出で97.6%でございます。慎重にご審議の上、原案に認定賜りますようよろしくお願いをいたします。 続きまして、認第4号平成7年度香芝市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定でございますが、平成7年度香芝市下水道事業特別会計の歳入総額は17億8,419万1,000円で、歳出総額は17億7,543万円であり、歳入歳出差引額は876万1,000円でございます。実質収支額は歳入歳出差引額と同額であり、執行率は歳入で96.5%、歳出で96.1%でございます。 なお、下水道事業の状況につきましては、7年度末における普及率は人口で見まして26.3%でございまして、下水道管渠築造工事の整備率で申し上げますと、43.6%となっております。慎重ご審議の上、原案に認定賜りますようよろしくお願いをいたします。 続きまして、認第5号平成7年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計の歳入歳出決算の認定でございますが、平成7年度の香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計の歳入総額は3億2,111万3,000円でございまして、歳出総額は3億406万7,000円であり、歳入歳出差引額は1,704万6,000円でございます。そのうち、翌年度に繰り越すべき財源は1,400万円でございます。実質収支額は304万6,000円であり、執行率は歳入で100%、歳出で94.7%でございます。 なお、当該区画整理事業につきましては、7年度末で98%の進捗率となっております。慎重ご審議をいただきまして、原案に認定賜りますようよろしくお願いをいたす次第でございます。 続きまして、認第6号平成7年度香芝市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定でございます。 平成7年度香芝市土地取得特別会計の歳入総額は8億6,121万7,000円でございまして、歳出総額は7億3,732万5,000円であり、歳入歳出差引額は1億2,389万2,000円でございます。実質収支額は歳入歳出差引額と同額であり、執行率は歳入で99.5%、歳出では85.2%でございます。慎重にご審議の上、原案に認定賜りますようよろしくお願いをいたします。 続きまして、認第7号平成7年度香芝市水道事業会計決算の認定でございます。 平成7年度香芝市水道事業会計の収益的収入総額は17億9,552万5,891円で、対前年度対比といたしましては、28.9%の増収となっております。主な要因といたしましては、料金改定による給水収益の増収及び給水申し込みの増加に伴います給水分担金の増収等によるものでございます。一方、支出総額は17億5,819万6,718円でございまして、対前年度対比といたしましては、4.8%の増となっております。したがいまして、消費税を除いた損益計算書における当該年度の純利益は3,239万8,171円でございます。 次に、資本的収支でございますが、収入総額は5億1,492万3,060円でございまして、対前年度対比といたしましては7.2%の増収となっております。一方、支出総額といたしましては、5億7,587万5,714円でございまして、対前年度対比といたしましては、9.3%の増でございます。この資本的収支における6,095万2,654円の不足額につきましては、減債積立金及び当年度消費税資本的収支で調整額等で補てんをいたしております。 なお、建設改良費のうち国道168号線改良工事等に伴いまして配水管布設替え工事につきましては、3,051万5,810円を平成8年度へ繰り越しさせていただきました。慎重ご審議の上、原案に認定賜りますようよろしくお願いいたします。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程16 監査委員の監査結果報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、監査委員から平成7年度監査結果の報告をお受けいたします。 出川監査委員さん、よろしくお願いします。 ◎監査委員(出川太平君) それでは、意見書の報告をいたします。 平成7年度香芝市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の審査を終えましたので、その結果につきましてご報告いたします。 なお、この意見は監査委員2名の合意の結果でございます。審査の概要及び意見につきましては、お手元に配付しております意見書のとおりでございます。 審査の対象は、香芝市一般会計、国民健康保険特別会計、老人保健特別会計、下水道事業特別会計、五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計、土地取得特別会計の歳入歳出決算及び財産に関する調書等でございます。 審査の方法は、各会計歳入歳出決算書及び附属書類等を関係諸帳簿等と調査照合を行い、計数の正確性、予算の執行状況、前年度対比等について検討し、あわせて必要に応じ関係職員から説明を聴取して実施いたしました。 各会計別に決算の概要を述べますと、一般会計につきましては歳入総額が167億1,146万3,000円、歳出総額は161億1,941万1,000円で、差し引き5億9,205万2,000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源3億5,001万4,000円を差し引くと、2億4,203万8,000円の黒字決算となっています。 次に、国民健康保険特別会計につきましては、歳入総額25億8,175万円、歳出総額25億1,387万3,000円で、差し引き6,787万7,000円の黒字決算となっております。前年度に引き続き、黒字決算となっていますが、今後においても経営努力を積極的に行い、国保財政の健全化に向け一層努力されることを期待するところでございます。 次に、老人保健特別会計につきましては、歳入総額28億3,777万9,000円、歳出総額27億7,089万9,000円で、差し引き5,887万円の黒字決算となっております。 次に、下水道事業特別会計につきましては、歳入総額17億8,419万1,000円、歳出総額17億7,543万円、差し引き876万円の黒字決算となっております。 次に、五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計につきましては、歳入総額3億2,111万3,000円、歳出総額3億406万7,000円で、差し引き1,704万6,000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源1,400万円を差し引きますと、304万6,000円の黒字決算となっております。 次に、土地取得特別会計につきましては、歳入総額8億6,121万7,000円、歳出総額7億3,732万5,000円、差し引き1億2,389万2,000円の黒字決算となっております。 結論といたしまして、審査に付された各会計の歳入歳出決算書及び附属書類等は関係法令の諸規定に準拠して作成されており、各会計諸帳簿及び証書書類等と照合、点検いたしましたところ、計数は正確であると認めました。また、予算執行状況におきましても、おおむね適正であると認めました。 なお、本年度においても繰越事業が生じており、これは国の景気対策による補正予算の関係、その他諸般の事情から見てやむを得ないものと認められますが、今後においては計画的な予算執行を行い、事業の年度内執行に向けて一層の努力を望むところでございます。 当年度も厳しい財政状況の中、各種の重点施策、事務事業の推進において収支の均衡を保持しながら健全な財政運営に努力されているところでありますが、今後においては懸案の大型プロジェクト事業の推進には多額の経費増が見込まれ、なお厳しい財政運営が予測されるので、事務事業の遂行に当たっては事務の簡素化、効率化、慣行の見直し、諸経費の節減等を図るとともに、税収入等の自主財源の安定確保に努力されることを強く望むところでございます。また、財源の効率的な運用に心がけ、長期展望に立って計画的に各種事業の推進を図り、市民の生活の安定と福祉の向上に尽力されるよう望むところでございます。 次に、香芝市水道事業会計決算審査の結果につきましてご報告を申し上げます。 審査の概要及び意見は資料のとおりでございます。収益収支につきましては、消費税抜きで事業収益17億4,588万8,000円に対し、事業費用は17億1,349万円で、差し引き3,239万8,000円が本年度の純利益となっております。資本的収支につきましては、資本的収入5億1,492万3,000円に対し、資本的支出は5億7,587万6,000円で、収支不足6億95万3,000円は減債積立金等により補てんされております。結論といたしまして、決算を調製した証書書類、事業報告書、決算書、貸借対照表等計数は正確であり、適正に処理されていました。今後の経営におきましては、給水収益の増収は見込めるものの、県営水道受水費の増加を初め、企業債の支払い利子、人件費、減価償却費、その他諸経費の増嵩が見込まれ、県営環境は厳しい状況になるものと予想されますので、今後もより一層経費の節減等有収率の向上に努力を払い、合理的で効率的な運営に努められるよう要望するところでございます。 以上をもって監査意見の報告といたします。どうもありがとうございました。 ○議長(田中信好君) 出川監査委員さんには、大変ご苦労さまでございました。今後とも香芝市の発展と健全財政運営のために格段のご尽力を賜りますようにお願いを申し上げます。ご苦労さまでございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程17 総括質疑 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、これより総括質疑に入ります。 なお、各委員会に付託を予定しております議案につきましては、所属委員会の各議員の質疑はできるだけご遠慮願います。 それでは、総務文教委員会に付託を予定しております議第29号、議第30号、議第32号、認第6号について、総括質疑をお受けいたします。 小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) 幼稚園用地の、議第32号の幼稚園用地についてお聞きしたいと思います。 この件は、旭ケ丘の規定に基づいて取得する件と思いますが、今日香芝市全体を考えても少子化時代に陥っている中で、かつまたこれから入居が始まる状態の中、また一方ではハルナ幼稚園、それからせいか幼稚園も近所にあり、これらの私学を養成する、またそういう方面からも考えても非常に留保する面も考えられますので、これらについての総合的な見解としてどのような点で買収が行われたか、それらについてお尋ねしておきたいと思いますが。 ○議長(田中信好君) ただいまの質疑に対して、はい、山田教育事務局長答弁。 ◎教育委員会事務局長(山田勝治君) お答えいたします。 ただいまのご質問でございますけれども、本市幼稚園計画といたしまして、文部省の方から第3次幼稚園教育振興計画に基づきまして平成13年度までに3歳児保育を実施するよう通達が参っております。そういうことから、本市の全幼稚園におきまして、順次3歳児保育を実施してまいりたい。旭ケ丘幼稚園におきましても、現在の志都美幼稚園におきまして4歳児、5歳児で部屋にいたしましてはもう満杯でございます。しかしながら、3歳児保育を実施いたしますとなれば、分離開園しなければならない。そういう意味から、平成12年度に開設を予定いたしております。ご理解願いたいと思います。 ○議長(田中信好君) はい、小川君。 ◆14番(小川正晴君) 今、理由を判読しているところでございますが、用地取得した以上、建設もまた伴っていかねばならないと。いろんな問題もあるし、それから今後の香芝市を総合的に考えてどうあるべきかということを総括的に、また委員会で十分検討していただきたいと思います。願望としては、私はできるだけ第三セクターで行っていくことが、将来必ずやその方がいいという持論を持っておりますので、またそれは参考にしておいていただいたら結構だと思います。よろしくお願いします。 ○議長(田中信好君) 考え方については、また所管の委員会でご審議をいただきたいと思います。 ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 続いて、民生水道委員会に付託を予定しております議第31号、認第2号、認第3号、認第7号について、総括質疑をお受けいたします。 はい、藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 認第2号の7年度の決算でございますけれども、国民健康保険料が15億円ほどございます。これを世帯割、1人割に当てると、平成6年度は私の計算では世帯当たりが24万円、1人当たり10万円ほどに保険料が年間なるんですけれども、黒字、平成5年度あたりでは世帯当たりが18万円、1人当たり7万円というふうなことになって、かなりの保険料が高くなっているというふうなことが言えるんですけれども、国保会計は先ほども監査委員がおっしゃいましたように黒字になっていると。それで、そういうふうな中で国保料が高くなっていることによってのこれは国保会計の黒字だと思うんですけれども、これを低くするというふうな考え方なり、どのようにやるのか。それと、またこの平成7年度で1,983万円の減額をやっているということなんですけれども、なぜこのように市民負担をしていくのか、今後どういうふうな減額、市民負担をなくしていく方向で考えられているのか、お尋ねしたいということと、それと民生の認3号の老人保健なんですけれども、前々から老人の医療費通知、3回やってるんですけれども、これはなくしていく方向というふうなことで言ってるんですけれども、なかなかなくさないというふうな状況があると思うんですけれども、また7年度もやっておられ、今後なくしていく方向であるのか、お伺いしたいことと、それと水道事業会計なんですけれども、平成7年度は24%水道料金を引き上げました。しかし、引き上げた結果、まだ黒字があるというふうなことがありますので、監査委員の報告の厳しいものはあるけれども、まだ黒字というふうなこともありますので、この方向についても決算の結果、引き下げる方向でどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中信好君) はい、ただいまの質疑に対して松浦市民生活部長答弁。 ◎市民生活部長(松浦輝男君) 第1点目の国民健康保険料でございますが、今藤本議員さんが年度別の1人当たりなり、また世帯当たりの調定額をおっしゃっていただいたわけでございますが、平成7年度の決算では現年度ということでございまして、先ほど申されたのは現年度プラス滞納分ではないかと思うわけでございます。調定額、一般、そして退職を足したら、11億5,229万5,000円と、そのようになりまして、1人当たりは7万9,600円になるんではないかと、そのように思うわけでございます。それで、1世帯当たりでございましたら、18万7,150円と、このようになるわけでございます。これにつきまして、実質収支といたしまして7年度で6,787万7,000円の黒字となったということでございまして、これに対しまして国民健康保険料を引き下げてはどうかというご質問かと思いますが、国保会計は昭和63年に実質収支で3億2,000万円の赤字となったわけでございます。以後、平成4年度では54万8,000円と、また平成5年度で918万1,000円の黒字となったということで、ここ4年間黒字が続いておるわけでございますが、私の方は香芝市といたしましては応能応益、今現在35対65というようなことでございますが、応能の所得割というようなことがこれを大きく占めるわけでございまして、現在の景気の低迷というようなところから、国保料は余り伸びないわけでございますが、また老健への拠出金というようなことも将来大きく上がるんではないかと。また、医療費も上がるというようなことで、国民健康保険料の引き上げにつきましては十分に検討いたしましてこれを実施していきたいと思っております。 それから、繰入金の考え方でございますが、今申されました約2,000万円ほど一般会計からの繰入金を3月議会で減額したわけでございますが、ここの運営につきましては保険料、そして定率の国庫補助金を医療費に充てるものでございます。これらから見まして、今後の国保財政の中で対象経費を十分に把握した中で計画的に繰入金をお願いしていきたいと、このように思いますので、どうぞよろしくご理解のほどをお願いいたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、老人保健特別会計について、岡田収入役答弁願います。 ◎収入役(岡田紀郎君) 老健の医療費通知3回の件でございますけれども、国からの通達、また厚生省の指導監査もあり、また受診者の医療費の認識により老健事業財政の円滑な運営を図るために医療費通知3回ということでやっているわけでございまして、これにつきましては、今後も引き続いてやってまいりたいと思います。 ○議長(田中信好君) 続いて、水道事業特別会計については、城水道局長。 ◎水道局長(城守一君) お答えいたします。 平成7年度水道事業の決算でございますが、確かに利益として3,239万8,171円の利益が出ております。しかしながら、この決算書の中を見ていただければわかりますように、そのうち土地の売却で3件、3,523万570円がございます。これは不特定財源として当てにできない財源でございます。実質これがなければ約300万円の赤字決算となる予定でございました。 以上です。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。 はい、藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 先ほど国保の問題で民生部長がさらに上げなければならないようなことを言っておられますけれども、これについては低所得者に対して均等割、平等割を上げて二十数%の低所得者の保険料が上がっているということで、国保のおさめる収納率が年々下がっていってると。そういう中で、また国の国庫補助が減らされているというふうな悪循環が出てきてるわけなんですよね。それに対して、まだまだ低所得者に対してそういうふうな冷たい姿勢をとっていくということに対しての問題について、市長として、また老人医療にしても医療通知でお年寄りを困らせるというふうなことについての問題、また水道料金の問題についても、市長として市民に温かい市政というふうな形でのどのように考えておられるのかが……。 ○議長(田中信好君) 藤本議員に申し上げます。 総括でございますので、細かいことは所管の委員会で十分審査をしていただきたいと思います。 ◆10番(藤本みや子君) そしたら、その点について所管できっちりやってください。 ○議長(田中信好君) はい、松浦部長、簡単に。
    市民生活部長(松浦輝男君) 国民健康保険の方で引き下げる考え方をご質問願ったと思うんですが、今の料率を引き下げることはできないと。したがいまして、上げるときは慎重にすると、こういうふうな答えになったので、その点、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 続いて、建設経済委員会に付託を予定しております議第33号、議第34号、認第4号、認第5号について、総括質疑をお受けいたします。 はい、藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第33号と第34号でございますけれども、下水道工事の指名競争入札を8社で行われますけれども、大体香芝では村本、奥村組と、大体大きなAランクの仕事は決まっていってるというふうなことがあるんですけれども、その点について入札回数、請負率、また各社の金額等、もしできるのであれば報告していただきたいことと、それと入札のあり方について検討をどのようにされているのか、お伺いしたいと思います。 また認第4号の問題でございますけれども、指名競争入札で行われてますけれども、AランクとBランクの請負率の違いがあるようなんですけれども、Aランクの方が高くて、Bランクの方が少し一、二%低いような問題もありますので、そういうふうなこととか、それを改善するためにどのように考えておられるのか。それと、下水道料金について、344万円消費税がついてるんですけれども、これについても外すべきだと思いますけれども、その点についてどのようにお考えになっておられるかお尋ねいたします。 ○議長(田中信好君) 藤本議員の質疑でございますけれども、下水道の契約等については理事者から詳しく参加業者の名簿も発表されております。入札回数とか金額とかということは委員会で詳しくまた審査をしていただくものと思います。また、あとの下水道の業者の問題ですけれども、これらについても委員会で詳しくやっていただくということで、総括質疑でございますので、その辺をご理解いただいて質疑をしていただきたいと思います。 ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 続いて、決算特別委員会に付託を予定いたしております認第1号について、総括質疑をお受けいたします。 はい、小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) いろいろと単年度何ぼうですか、これ2億円何ぼうと、いろいろご努力された結果が出ておるわけでございますが、間違いないように1つだけ問題提起しておきます。 財産区財産のことでございますが、財産区財産は地元各自治会が共有地としてあるものは、もちろん当然地元のものでございます。それをどうのこうのと言うとるのと違いますので、その点だけはご了解をお願いしときます。 実は、昨年の9月の決算書によりますと、財産区財産処分に伴う事務費として土地売払収入として1億7,442万8,582円が計上されておりました。これ現にあります。これに対して、本年度私が一番問題にするのは、果たしてこれらが今年度においてその地元に渡った6億円何がしというお金がだれが決算されて、議会に何の報告もないし、それから一般広報に公表しなければならないこれの問題は奈良県総務部長通達で各市町村長あてに原本があります。奈良県地方課第521号昭和42年10月20日で、それから奈良県地方課第370号平成2年7月3日の通達があります。 この通達を無にして、地元で監査したんでしょうかどうでしょうか。地元で、その辺のことを、まずお聞きしたいんですが。地元で監査しているのか、それとも市の方の監査委員さんで監査されたのか。この辺について法的にちょっと問題があると思うわけです。それで、お尋ねするわけですけど。 ○議長(田中信好君) 西野総務部長答弁。 ◎総務部長(西野武弘君) 失礼いたします。ただいまご質問いただきました平成6年度の決算におきます逢坂の二又池の財産処分に伴います地元の監査状況ということでございます。 ご承知のように、香芝市におきましては財産区財産の取り扱い要綱という要綱にのっとりまして事務処理をさせていただきまして、市の方に処分金の2割をいただいております。また、6割につきましては地元の方に管理をお願いするということで、昭和43年の要綱設定以来続けてきているものでございまして、2割の分につきましては、昨年平成6年度の決算の中で歳入としてお認めをいただいております。残りの8割につきましては、地元の方の管理ということで、地元で管理をしていただいているところでございます。よろしくお願いします。            (14番小川正晴君君「はい議長」との声あり) ○議長(田中信好君) 小川議員に申し上げます。 財産区財産の問題については、同僚議員も決算委員会に出ていただいておりますので、そうした申し送りをしていただきながら、十分審査をしていただくということでよろしいですか。            (14番小川正晴君「ちょっとだけ」の声あり) はい、小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) 総務部長に申し上げますけれども、どこにそんな法律根拠があるかということが1つあるわけです。法的にははっきりと県の総務部長通達であるわけです。前会の昨年の質問のときに、瀬田市長は香芝市に財産区財産はありませんと答えとる。財産区財産ないものが、どうして財産区財産を計上して、しかもそれを地元に渡すというのは財産区財産で、そしたらこれは共有財産として地元に渡したんと違いますか。それが、あえて渡した以上は監査はだれがするんです。そんなら、私はもう8年も10年前からこの監査問題についてはやってきたわけです。だれ一人皆、馬の耳に念仏や、聞いてない。ここに財産区財産及び財産区処分に伴う公共投資及び補償に関する基準に基づいて配分して行われたわけじゃ。そうでしょう。それをしたら、それでいいです。本来なら、一番最後に特例として香芝市の総合福祉センターをつくるんなら香芝市の施設をつくるときは、別途協議にすることになっているわけです。それもやらずに、あえて強引に通してしまった。それで、30億円近い金をかけて、あっこへ埋めてあっこへまだしとるわけじゃ。だけど、その根本原因とは、何がためにその通達があって、今日まで香芝市にこういうふうにしてやりなさいよ、こういうふうにしてやりなさいと言うとるわけ。国の財産区財産という自治法もあるわけ。それらをあえて、いやこれが基準ですかというたら、基準、これを準用したというのだったら、これ、昭和43年の12月1日よりこれ執行しとるわけ。その間に法令も変わり、事例も、自治体も各、それぞれの実用例やいろいろ判例も出とるわけ。そんな中もみんな無視して、あえて市のものを、施設をつくるというのは、何の協議もせずに、ただ一方的に買うて、はいこれは自治体から買うたもんだから自治体のものだというならば、何で財産区財産の管理者の判をもろうてやったら税金もかからない。これわかってる。これが、こんなことをしたら、報告書ぐらい出しても当たり前や、自治会から。こういうふうに使いました、こういうふうに使いましたって。県、議会に出して当たり前の条例もあるわけ、通達に。1つも出てない。議会を侮辱しとるんか。何の報告も出てない。だから、それらを本当に十分吟味していただいて、これでいいのか。6億円何ぼうが何に使われても自由に使えるものなのか。ちゃんと公共福祉施設、こういうものに使いなさいということもうたってある。それに対して報告義務があるわけ。香芝市のとうとい市民の税金を使うて買うとるわけじゃ。それも市のものを建てるために買うとる。市が、市長が管理しとる財産区管理財産に処分しとる。それに対して何の考えもなしに慣例だから、慣例だからって20年も30年も前の話を持ってきて、同じように通すのか。それが、今香芝市政の姿なんかという。その辺のことはしっかりとやっぱり勉強してもらわにゃ。あれそのまんまほったらかして、きょうまでほってあるわけ。それで、決算書を見たら、何の議会の報告も何もない。市民に知らせる義務も何も怠っている。それで当たり前だったら、どういうことなんや、議会は。あくまでも市民の問題というんだったら、市民の血税を使うてはるのと違うんかいな。それだったら、土地の売買が一般にやった場合やったら、45%税金取られるわけ。土地取得売買、45%か46%か取られるわけ。それで報告何もない。監査委員さんも、恐らくされてないと思います。本来なら香芝市の監査委員が税金を預けてあるんだから、税金で使っていただいて公共事業でやってもらうんだから、なぜ市の監査委員が監査できないのか。 委員会で十分その辺を審議していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(田中信好君) そしたら、答弁はもう置いておいて、また委員会で十分その辺をやっていただくということで。 ほかにございませんか。 はい、藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 平成7年度の一般会計の決算でございますけれども、予算のとき200億円立てたんですよ。それが歳出で161億円となってるわけなんですよね。監査委員さんも言われてましたように、香芝市の計画性の問題、予算の立て方と決算の使い方での計画性の問題で、主に民生教育の関係で減ってるわけなんですけれども、これについての理事者側の感想なり総括なり、どのように考えておられるのか。 それと、北中学校の問題で国庫補助7億円見逃した、約7億円なんですけれども、26億円減額して7億円余り見逃したという問題についても、どのように市当局として、理事者として反省されているのか、その点をお伺いしたいことと、市民税が3億円余りふえてるわけなんです。それで、法人税が171万円減っていると。固定資産税が2億円ふえていると。そういうふうな中で、市民税が非常に高くなっているという状況なんですけれども、個人の、市民の税金が高くなっているという点で、なぜこのようになったのかお伺いしたいことと、市債についてなんですけれども、22億円ございますけれども、昨年公債費率が16%だったんですけれども、ことしまた減っている傾向ではないかと思いますけれど、その点、どのように香芝の財政が健全に行われようとしているのか。この決算でどう反省されたのかお伺いしたいことと、それと生活保護費なんですけれども、4,800万円減額してるわけなんですけれども、かなり保護費を厳しくしているのではないかと思いますけれども、その点について、香芝、東京でも餓死しているケースが多いんですけれども、保護を受けたくても何か難しくなってかかれない状況の中で、餓死者が出てるんですけれども、香芝としてもそのような状況があったのかどうか。また、その点どういうふうに見ておられるのかお伺いして、受けたくても受けられない状況、生命保険など、厚生省ではある程度認めているという割には、それは認めていない面もあると聞くんですけれども、その点についてどのようになっておるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(田中信好君) 藤本議員に申し上げます。 細かい点については問題を提起していただいて、そして委員会で十分審議をしていただくというふうな形をとっていただいたらどうかと思うんですけど、ここで一問一答ということになりますと委員会は要らないということになりますんで、大まかな点、西野総務部長答弁。 ◎総務部長(西野武弘君) 失礼いたします。 まず、1点目の当初予算額200億円に対する執行額が167億円という点でございます。これにつきましては、昨年当初予算が否決になり、それに続きまして、新しくまた提出をし直した中でお認めをいただいた金額が200億円でございました。その中には大きな事業として北中学校の用地取得の問題、また総合福祉会館の建設に向けての建設事業費の関係が大きくあったわけでございます。結果といたしまして、北中学校の用地取得が見込まれないということで、当初計上をしてた分でございますが、やむなく全額を減額させていただいた。また、総合福祉会館の建設につきましては、予定しておりました建設事業の建物関係の執行ができなかったということで、それらが原因となって減額ということになったわけでございます。 2つ目の北中学校の国庫補助につきましては、そういった関係から平成7年度の限定された中での国庫事業ということでございまして、いろいろと上級機関等に折衝をしていただいた中で、今後に向けての予算獲得にご尽力をいただいているところでございます。 また、3点目の市民税、また法人税、固定資産税等についての増減関係でお尋ねをいただいております。市民税につきましては、増加をいたしております。そのとおりでございます。これにつきましては、平成6年度におきまして特別減税というのが実施されました。1人最高20万円までということの特別減税がありました。平成7年度におきましては、その特別減税が金額が低下されまして、最高2万円に減額されたわけでございます。そういったことによる増収と、そして人口増によります納税者人口の伸びということでございます。1人当たりの納税者人口にいたしますと、決してふえたわけではございません。そういったことでのふえでございます。法人税の減につきましては、ご承知のように景気低迷が続いております関係で法人税の伸びがマイナスになったということでございます。また、固定資産税につきましては、年々の急激な税負担を緩和するということから、負担調整率ということで定められまして、その負担調整率が香芝の場合、5%程度の負担調整が平均としてございます。これにつきまして、3年あるいはまた6年というように、年々負担調整をされて緩やかな上昇率の中でご負担をいただくという制度でございますので、そういった関係からふえていきますのと、新しくまた農地が宅地になったり、あるいはまた新しく家屋が建てていただいたりといったことでの増でございます。 4点目の市債につきましてでございますが、公債費率ということでお尋ねをいただいていると思います。これにつきましては、平成6年度16%ということでございますが、これにつきましては、いわゆる全体的な公債費率ということでございます。ちなみに平成7年度はその数値は17.1ということになっておりますが、起債の制限という比率がございます。これが財政の健全性を見るということでございまして、いわゆる起債制限比率で見させていただきますと、平成7年度の3カ年平均は12.7%、単年度で13.1%ということでございまして、これが15%を超えますと黄色信号ということで言われておりますので、もう少し健全性の範囲内ということであるということでございます。 以上、私の関係4点でございました。お答えをさせていただきます。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございましたら、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程18 委員会付託 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、委員会付託を行います。 議第29号、議第30号、議第32号、認第6号については総務文教委員会に、議第31号、認第2号、認第3号、認第7号については民生水道委員会に、議第33号、議第34号、認第4号、認第5号については建設経済委員会に、認第1号については決算特別委員会にそれぞれ付託することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、それぞれ各委員会に付託することに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程19 意見書第5号 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、意見書第5号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 意見書第5号治水対策の促進に関する意見書(案)。 上記の議案を地方自治法第99条第2項の規定により、別紙のとおり議決を求める。平成8年9月9日提出。提出者、香芝市議会議員田中保。賛成者、香芝市議会議員岸為治、西里晴昭、川村治、長谷川翠。 以上。 ○議長(田中信好君) 提出者から提案理由説明を求めます。 はい、田中保君。 ◆18番(田中保君) 失礼いたします。意見書第5号について、治水対策の促進に関する意見書(案)でございますが、地方自治法99条第2項の規定によって議決を求められる分でございます。 提案者として提案理由の説明を行います。議員諸侯の何分のご理解とご協力をいただきまして、この意見書が全会一致ご賛同いただきますように心からお願いを申し上げる次第であります。 ご承知のように、我が香芝市は宅地化による丘陵地や水田など自然の遊水池等が減少し、近年洪水の流出が早く、しかもその量も大きくなっている。こういうことから、これまでにもたびたび浸水被害をこうむり、早急な治水対策が市民の切なる声として高まってきているわけであります。したがって、現在国の補助事業として、本市中央を南北に流れる大和川の支線葛下川や宅地開発の進んでいる竹田川等河川改修にも十分配慮されているところでありますけれども、今後さらに宅地開発が進む状況下にあることから、社会基盤の根幹をなすこういった治水対策につきましては、ぜひとも優先して進めておかなければならない、こういう課題であろうかと思うわけであります。 よって、国におかれましては、平成9年度から始まる第9次治水事業5カ年計画の策定に当たり、その投資規模拡大とともに、香芝市の将来の安定した発展を図るためにも、また市民のこれらの洪水に対するそういった不安にも対するために、治水対策に対して重点的に予算配分されるよう強く要望するものでございます。 以上、99条第2項の規定により意見書を提出いたしたいわけでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対して質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、委員会付託を省略いたします。 お諮りいたします。 本案については簡易採決により、原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、意見書第5号については原案のとおり可決いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程20 意見書第6号 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、意見書第6号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 意見書第6号道路特定財源の確保及び地方の道路整備財源の充実強化に関する意見書(案)。 上記の議案を地方自治法第99条第2項の規定により、別紙のとおり議決を求める。平成8年9月9日提出。提出者、香芝市議会議員田中保。賛成者、香芝市議会議員岸為治、西里晴昭、川村治、長谷川翠。 以上。 ○議長(田中信好君) 提出者から提案理由説明を求めます。 はい、田中保君。 ◆18番(田中保君) 失礼いたします。議員の皆さんの温かいご配慮をいただきましてありがとうございました。 道路特定財源の確保及び地方の道路整備財源の充実強化に関する意見書(案)でございます。提案者としてご説明を申し上げ、議員諸侯の絶大なるご理解とご協力をよろしくお願いするわけでございます。 これは、高規格幹線道路あるいは市町村道に至る道路網の整備を一層促進していただきたい、こういうことでございます。香芝市の道路整備の状況は、依然として低い水準にあるわけでございまして、増大する交通需要に対処できず、交通の安全及び市民の交通の確保も十分できていない、下田から北今市、志都美に抜けるあの道路、あるいは国道168号線等々、いろいろ問題があるわけでございます。今後も長期的に道路整備に対する市民の要望、こういったものは非常に強いわけでありますから、したがって今後も長期的に安定した財源を確保して計画的に整備促進を図る必要があると思われるわけでございます。道路整備のガソリン税あるいは自動車取得税、こういった特定財源を確保されるとともに、こういった香芝市の道路整備財源をより充実をしていただいて市民の要望にこたえ、道路網の整然とした整備を一日も早く要望をしたいわけでございます。 以上、地方自治法99条第2項の規定により意見書を提出するものでございます。議員諸侯の格段なご理解をいただきまして、満場一致賛成していただけますように心からお願いを申し上げまして、提案の理由といたします。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対して質疑をお受けいたします。 はい、藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 道路特定財源の確保の問題でございますけれども、特定財源はガソリン税や自動車取得税というふうなことになるわけなんですけれども、このガソリン、自動車取得税をふやすこと自体は、ますます車を多くして道路に車をあふれさせるという問題もございますし、むしろ財源は国の一般財源から確保していくべきだと思いますけど、その点についていかがなものでしょうか。 ○議長(田中信好君) はい、田中保君。 ◆18番(田中保君) それは、藤本議員個人の問題でありまして、この道路特定財源の確保に対してどのように思っておられるのか。今の質問を聞いておりますと、最終的に賛成か反対かを聞くわけでありますけれども、ガソリン税が確保されたら車がふえて道路があかんようになるの違うかと、一般財源から出したらどうかと。できないことを香芝の議会で審議されてもできないわけであります。そこで、今香芝市が大変な道路渋滞、大変な皆さん志都美から役所へ来るのにややもすれば40分もかかる。こういった道路を早く整備をするために、国の財源配分を地方にしていただく、こういうことでありますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。質問に対して答えられない部分、全く見当の違う部分については私は答える必要はない、そういう全体の議員の皆さんのご意見をぜひ集約していただきたい、このように思います。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、委員会付託を省略いたします。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により、原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議があるようでございますので、賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、意見書第6号については原案のとおり可決いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 明日10日から12日までの3日間は決算特別委員会、17日は総務文教委員会、18日は民生水道委員会、19日は建設経済委員会が日程となっております。 議員諸侯には、各委員会の付託案件について慎重審議をいただきますようによろしくお願いをいたします。 また、24日と25日の両日は一般質問が日程となっておりますので、議員諸侯の格段のご協力をお願いいたします。なお、一般質問の通告期限は17日でございますので、よろしくお願いをいたします。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでございました。                              閉議 午後4時03分...